17.「ワークショップ三昧!」編
※バックナンバーの時間軸は上から下への流れになります。 |
HDDから起動したい? 9月14日(火) 2004 |
CD-ROMやDVD-ROMに入っているプログラムを、光学ドライブから直接起動して使用するタイプのアプリケーションがある。例えば、私も使っているもので言えば、イーフロンティアのe解説シリーズがそのタイプだ。他に、辞書系ソフトウェアにもCD-ROMから起動して使うタイプは多い。
それらはハードディスクにインストールする必要が無いため手軽である反面、反応はどうしても重くなりがちだ。また、使用中は常に光学ドライブの回転音がしているので、それも少々鬱陶しい。かと言って、CD-ROM内のフォルダやファイルをドラグ&ドロップしたところで隠しフォルダ・ファイルはコピーされないため、殆どの場合、そのやり方では正常に動作するコピーは作れない。 Windows版のe解説にはダウンロード販売されているものもあり、それらはもちろん問題なくハードディスクから起動する筈だが、Mac版にDL販売は無いようだ。ではどうするか?実はターミナルを使えば簡単にハードディスクへコピーして使うことができるようになる。 「cpコマンドに-rオプションを付ける」と考えた方、半分正解!cpコマンドではMac OS独自のリソースフォークがコピーされないため、そのままではダブルクリックしても起動せず、Finderから見えるファイルをドラグ&ドロップでコピーしなおさなくてはならなくなる。 「CpMacコマンド」と思った人は、かなりの優等生。しかし、Xcodeに入っているコマンドはパスを設定しなくてはならず多少面倒なので、ここではdittoコマンドに、リソースフォークも含める-rsrcForkオプションを付けて使う事にする。 ここで、”e解説 Shade7”のCD内容をそっくりハードディスクにコピーする場合を例にとる。前準備として、まず光学ドライブにe解説のCDを入れ、デスクトップにマウントし、さらに、デスクトップ上に適当な名前を付けた空のフォルダを用意しておく。 次にターミナルを立ち上げ、ditto -rsrcFork と打ち込んだら、デスクトップにマウントされているe解説のCDをターミナルにドロップし、続けて、前準備で作ったフォルダをターミナルにドロップ。そしてリターン。これだけ。dittoと-rsrcForkの間にはスペースを入れるのを忘れずに。コピーが終わったら、フォルダごとハードディスク内の好きな場所に置いて使うことができる。 因みに、ditto -v -rsrcForkのように小文字のvを使ったオプションを入れると、コピー中に”作業中”の表示(Copying /Volumes/EK_SHD7)がターミナルに表示され、また、大文字の-Vオプションを使うとコピー作業の状況をファイル毎に表示するようにできる。CD丸ごとのコピーには少々時間がかかるので、このようなオプションを使って作業経過が見えるようにしておいた方が、安心感はあるかもしれない。 さて、実際にやってみた。光学ドライブから起動した場合と比べて、反応も速いし、動作音も静かで快適。CD-ROMから起動するタイプのアプリケーションは、多くがこのやり方でMacのハードディスクに格納できる。興味のある方はお試し下さい。 |
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Appleに喝!! 9月16日(木) 2004 |
先日、「Pantherのバージョンを10.3.5にアップデートしてからファンの音が静かになったような気がする」と書いたが、それを書いた翌日にリリースされたSecurity Update 2004-09-07をインストールしたところ、今度は明らかにファンの音が大きくなってしまった。
G5内部の温度を調べてみると、CPU自身の温度は以前と比べて変化が無いものの、CPUカード周辺の温度が15℃も上昇していた。これは、Security Update 2004-09-07が、CPUパワーマネジメントかNapの機能に影響を与えているようにも取れる。 疑問に思いつつも実用上は問題が無かったので放っておいたのだが、案の定、一昨日になってSecurity Update 2004-09-07に修正版(バージョン1.1)が出た。この修正バージョンによってCPUカード周辺の温度は数℃下がったが、依然としてSecurity Update 2004-09-07パッチを当てる前に比べて10℃近くも高い。 さらに、Appleが数日前にリリースした、シングルプロセッサーPowerMac G5向けファームウェア・アップデートにも危険が潜んでいる。このアップデートはシングル1.8GHzのPowerMac用にリリースされたものであるが、1.6GHzのPowerMac G5にも警告無くインストール可能だ。 しかしながら、シングル1.6GHzと1.8GHzではマザーボードが異なるため、知らずに1.6GHz/G5ユーザーがインストールすると”おびただしいトラブル”が発生する。しかも、このファームウェア・アップデートはアンインストールすることもできない。 他にもiPhoto4.0.2がリリースされて三日で4.0.3を発行するなど、最近、ソフトウェア関連のミスが目立つように思う。そんな事では、まだまだ”あっぱれ”はやれないのである。喝ーッ!! [追加情報1] ついにiMac G5/17-inchモデルがApple Store Ginzaにお目見えしました!(Thanks to hideさん)20-inchモデルの入荷及び展示は19日の日曜日になる見込み。私も日曜にGinzaへ見に行く予定です♪ [追加情報2] McAfee Virexのウイルス定義 September 08 2004が利用できます。 |
喝の効き目? 9月17日(金) 2004 |
昨日Appleに喝を入れたためか(←そんな訳は無い)、今朝(米国時間の16日)になってAppleは、さらに最新の"Security Update 2004-09-16"を発行した。
前回の、Security Update 2004-09-07の修正バージョン(v.1.1)が出てからまだ数日しか経っていない。これなら2004-09-07 v.1.1は、今回の2004-09-16に含めてしまえば良かったようにも思うが、2004-09-16を待たずに2004-09-07 v.1.1を発行していたという事は、やはり、2004-09-07にはそれ程可及的速やかに修正すべき問題があったという事なのだろうか。 アップデートの内容を見てみると、2004-09-07には多くの修正が含まれているのがわかる。それに対し、今回の2004-09-16には、どうやらiChatに関連したパッチしか含まれていないようだ。 とすると、もしかしたら、今回の2004-09-16も含めて2004-09-07に入れるべき内容だったのかのかもしれない。 もちろん、ただ単に『2004-09-07 v.1.1を出してからiChatに関するセキュリティーホールをみつけたので、取り急ぎアップデートしました』というだけの事かもしれないが。 前者ならやはり”喝”、で、後者なら”あっぱれ”というところか。どちらにしても、セキュリティーホールやバグを見つけたら早めに修正してもらった方が我々ユーザーとしても安心できるのだが、”その修正パッチに更なるバグがある”という類のミステイクは勘弁して欲しいものなのだ。 [後日追記] Security Update 2004-09-16インストール後、PowerMac G5筐体内部の温度は2004-09-07をインストールする以前のレベルまで下がりました。まずはメデタシメデタシ。 |
iMac G5インプレ 9月21日(火) 2004 |
一昨日の日曜日、私は目黒からバスに乗って銀座へと向かった。目的はもちろんiMac G5のデモ機を触る事。本来、目黒からだと山手線を使えば15分程で銀座に着くのだが、バスの方が街中の風景が見られて楽しいため、私は、銀座に行くときには専ら、倍近く時間のかかるバスをわざわざ利用する。
また、目黒の駅は坂の上にあるので、山手線に乗るためには行人坂と呼ばれる急坂を登らなければならない。それに対して、バスならば坂の下にも停留所があるため”精神的距離”が近いという事実も、私の、銀座へのルート決定に際して微妙に影響しているのかもしれない。横着な事だが。 さて、そうして銀座に到着。私はバスを下車してApple Storeへ。銀座中央通りからガラス張りのApple Storeの中を覗くとそれはすぐに目についた。フロア左側に、12台のNew iMacがずらりと並んでいる。デモ機の周りには人が群がっていたが、少し待つだけですぐに触る事ができた。 目の前で見るiMac G5は、とにかく薄かった。本当にこの中にG5のユニット一式が入っているのか?と疑問に思う程。もちろん、ディスプレイや光学ドライブ、電源装置など、全てがこの薄い筐体に収まっている。ネット上での写真ではもちろん見た事があったし、スペック情報でサイズの数値も知ってはいたが、実物の薄さを目の当たりにすると、ぜんぜん印象が違う。本当に薄いのだ。 筐体の仕上げも良い。アクリルは傷が付き易そうだが、iBookやiPodとは違い、通常持ち歩くような使い方はしない筈なので、傷の付くような機会もそうそう無いだろう。綺麗で高級感もあり、玩具っぽい印象は受けない。一方、肝心の使い心地はどうだろうか。 まず、SafariとiChatを立ち上げてみる。レスポンス、悪くない。Finderの動きはどうだろう?まずまず、サクサク感もあるし、Dockへ出し入れする際のジニーエフェクトもスムーズ。システム環境設定を立ち上げて…、あれ?システム環境設定の立ち上がりがちょっと遅い? 今度はiPhotoを動かしてみる。サムネイルの表示やズーム、拡大時の写真送り…、ムムム…。一枚ずつ、次々に写真を送っていくような表示では、はじめに一瞬、解像度の低いボヤっとした画像が表示されてからシャープな画像に変わるのだが、この、画像がシャープになるまでの時間が僅かに長いように感じる。 ここで私は気付いた。私は、普段使っているPowerMac G5/Dual 2.0GHzの動作レスポンスが基準になっている。無意識のうちに、PowerMac G5の動作感覚と比較していたのだ。しかし、同じG5とは言え、iMacとPowerMacを同列に比較してはいけない。FSBもメモリも、クロックもCPUの数もIOコントローラも違うのだから。これは当然の事だ。 ただし、あのサイズを考慮したときに、あの動作レスポンスは大した物だと思う。しかも、デザイン的にもサイズ的にも置き場所を選ばない。iMac G5は、『PowerMac G5程の性能は必要ないけれど、性能と価格バランスの良いMacが欲しい』という人に最適なマシンなのだと思う。もちろん、iMac G5のデザインに惚れたPowerMacユーザがセカンドマシンとして購入するなんていうのもアリなんじゃないですかね?ムフフ…。 [追加情報] Apple Store Ginzaには、一昨日夕方の時点で、持ち帰り可能(!)な 17inch/iMac G5の在庫が存在していました。20inchモデルは午前中で売り切れたものの、午前中ならば20inchの方も予約無しで持ち帰り可能な在庫が有ったとの事。直営店さすがに強し。で、直営店以外では予約しても暫くは手に入らない様子。(しかし、このような売り方をしていると、他の小売店の反発を招いて、そのうちに直営店以外でMacを扱う店が無くなってしまうのではないだろうか。それとも、それは余計な心配なのだろうか…) |
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ワークショップ三昧 9月24日(金) 2004 |
昨日はApple Store Ginzaのワークショップへ参加してみた。会場は3階のシアター。まず手始めに、正午開始の『Webデザインワークショップ:基礎編』を覗いてみる。
内容としてはGoLiveとDreamweaverの紹介だけだったので個人的には多少がっかりしたが、これからそれらのソフトを使ってホームページを作ろうとする人にとっては楽しめる、良い内容だと思う。そういう意味での「基礎編」だったのだ。プレゼンするスタッフの説明も上手で、かつ、実際の動作をスクリーンに映して見せてくれるため、視覚的で分かり易い。 私としては、例えば「Webページの色のバランスの取り方」、だとか、「コンテンツをより綺麗に見せる位置関係の視覚心理」だとかいったような内容を期待していたのだが、そういう話には全く触れない。もしかしたら有料の「スタジオクラス」を受講すると、その手の”デザイン”についての話も聞けるのかもしれない。 ワークショップの間も、何度かスタッフが「ここから先の話を聞きたい方は、どうぞスタジオクラスをご受講下さい」と言っていた。(無料のワークショップにしては良い物を提供するなと思っていたが、つまり、こういう流れなのだ。もちろんそれがビジネスなのだから、それを悪いとは思わないけれど) さて、午後1時からは特別イベントとして、iLife '04 Movieコンテストが行われた。エントリー希望者16名のうち、実際に出品した人は10名だったそうだ。レギュレーションは”iMovieで作った3分間の作品”で、出品者同士の投票によって1位から3位までを決める。出品をしていない、私も含む傍観者には投票の権利はない。 全ての作品をその場で上映して行くのだが、皆それぞれ、なかなか良くできていて、気分はミニカンヌ映画祭。普段のホームビデオ調の作品もあれば、ちゃんと出演者が演技をしているショートストーリー風の作品もある。中にはレギュレーションの3分を見落として8分の作品を作ってしまい、途中で止められてしまった人もいた。ストーリーが良く錬られていた感じだったので、個人的には最後まで観たかったのだが。 結果は3位が同率で二名、2位は静止画を印象的に使った作品、で、1位は何気ない家族の面白い会話を記録した作品だった。1位の賞品は、40GBのiPodと、Final Cut Express。なかなか賞品が良い。次回は私も是非参加しようと心に誓うのだった。2位以下の全員には参加賞として、iPod miniイベントのときに配られた物と同じTシャツが手渡された。 コンテストの後は、午後4時30分からのFlashワークショップにも参加。内容はFlash MXの使い方の基礎で、こちらもなかなか楽しめた。本当は、午後7時からのGrageBandワークショップにも出たかったのだが、暗いシアター内でスクリーンを見続けてフラフラして来たため、それはまた次回ということにして帰ってきた。 という訳で、祭日を半日使ってワークショップと特別イベントを体験して来た。ワークショップの最中にもかかわらず、途中で店長のスティーブ・ケーノ氏が普通のトーンでスタッフと英語で話しをしながらシアターを通過して行ったのには閉口したが、ワークショップ自体はとても満足できる内容だった。 それぞれのクオリティはなかなか高く、それら全てに無料で参加できるのが嬉しい。Apple StoreはMac好きには堪らない、ちょっとした、”大人のためのおもちゃ箱”なのだ。(そこ!”大人の〜”に反応しないように) [追加情報] Java 1.4.2 Update 2が利用できます。 |
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魅惑のビーズクッション 9月26日(日) 2004 |
私は銀座が好きで、Apple Store Ginzaができる以前から、休日になると頻繁に銀座へ足を向けていたのだが、Apple Storeができてから更にその頻度は高まり、最近では週に一度は銀座を訪れる。銀座の何がそんなに良いのかと問われたなら、一言で言えば「落ち着き」だ。街行く人の年齢層が比較的高く、また、マナーを守れる”大人”が多いため、ゆったりとした気持ちで時を過ごせる。
さて、私は最近、銀座へ行くと必ず立ち寄る店が2つある。一つは言わずと知れたApple Store Ginzaで、もう一つは無印良品有楽町店だ。地方の方のために一応説明しておくと、銀座と有楽町は同一エリア内にある。JR有楽町駅と地下鉄の銀座駅は200m程しか離れていない。そのため、例えば私が「目黒から山手線で銀座に向かう」と言ったときには、実際に下車するのは有楽町駅となる。 閑話休題。そんな無印良品で私が最近お気に入りなのは、大きなビーズクッションだ。いろいろな店で様々なビーズクッションに座ってみたが、この無印の物よりも気持ちの良いビーズクッションに、私は今まで出会っていない。価格は本体12,600円+カバー4,200円の計16,800円。クッションにしては多少高い気がしなくもないが、あの気持ち良さはその価値が十分にある。 中身のパウダービーズの製造元であるエビス化成によると、肌触りが良い上に、熱もこもらないのが気持ちよさの秘訣との事。夜寝る前のリラックスした時間に、あのビーズクッションに埋れてiPodを聴いたり、PowerBookやiBookを使ったりしたい…。AirMac ExpressとノートMacを組み合わせて、ピュアオーディオのステレオシステムからiTunesの音楽を流しながらネットサーフィン、なんていうのも楽しそうだ。 実は、あのクッションは私の自室に置くには少々大きいのだが…。しかし、私は近いうちにあのクッションをゲットすると心に誓ったのだった。 |
DualコアG4、発表 9月29日(水) 2004 |
以前、『Freescale社が次期PowerBookのためにDualコアのG4を用意しているらしい』という記事を書いたが、いよいよFreescaleからDualコアG4の正式な発表があった。プレスリリースによると、型番はMPC8641Dで、e600 PowerPCコアを二つ搭載し、DDR2をサポートするメモリコントローラとEthernetコントローラも二つづつ搭載、クロックはそれぞれのコアで1.5GHz以上となる見込み。
キャッシュは、L1/32kBでL2が1MB。90nmプロセスで製造され、SOIテクノロジーも使われている。出荷時のクロックが以前の噂よりも低くなりそうな事を除けば、ほぼ情報通りだ。現行の1.5GHzのPowerBookに搭載されているMPC7447Aとはpin-to-pin互換があるとの事なので、現行の1.5GHz/G4 PowerBookユーザーがMPC8641Dを入手すれば、CPUを差し替えるだけでDualコアマシンに改造できる(?)ということか。 Appleは例によって、なにもコメントを出していないが、MPC8641Dが、10月のマイクロプロセッサーフォーラムを待たずして発表されたという事は、DualコアCPUを搭載したPowerBook G4が発表されるのも、思ったより早いかもしれない。 来年の1月にはTigerかiLife '05の、どちらかがリリースされるのではないかとの噂もあり、Longhornの開発が大分遅れている某社に比べて、今のAppleは良い感じで前倒しの雰囲気になりつつある。 [追加情報] Logic Pro 7及びLogic Express 7がリリースされました。 |
ドナドナド〜ナ〜ド〜ナ 10月4日(月) 2004 |
我が愛機、PowerMac G5は今日、修理工場へ向かうために我が家から回収されていった。今頃はどこかで荷馬車…、じゃなかった、荷台に揺られている事だろう。早く戻って来るに越したことは無いが、むしろ、多少時間が多目に掛かったとしても、完全な状態になって帰って来て欲しいというのが本音だ。再発は避けたい。
さて、前回の記事でも書いたが、G5が修理から返って来るまでの間、自宅での様々な作業には古いVAIOノートを使う事になる。私は早速、VAIOに例の白いMac用USBキーボードを繋いだ。それはMacへのセンチメンタリズムから来る行動では決して無く、単純に、この、古いVAIOノートのキーボードの”Uが出ない”という性癖によるものだ。 実際には、何度かUキーを連打すれば出る事は出るので、正しくは”Uが出ずらい”と言うべきか。しかし、私は、キーボードを打つときにリズムを崩されたく無い。即ち、何度か連打しなくては認識しないようなキーは、私にとって、”出ない”と同義なのだ。 VAIOノートのキートップを外して接点を磨いたり、接点の角度を調整したりしてみたが、Uだけは復活しない。ソフト的な問題である可能性も考えて、内蔵キーボードのドライバを再インストールしてみても変化無し。”キーボード交換プログラム”に出しても良いが、VAIOノートの交換用キーボードは比較的高価なので、私は、その費用をiBookやPowerBook購入の足しにした方が良いと考えている。 Pantherの安定感と美しさ、G5のスピード、キレの良さ…。G5が故障して数日。私はすでに”G5シック”なんである。 |
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無事帰還! 10月8日(金) 2004 |
一昨日夜8時過ぎ、我が家のチャイムが鳴った。「…ジーファイ…をお届けにあがりました」。玄関越しのため良く聞き取れなかったが、宅配業者であることは分かったので、私は印鑑を用意して玄関を開けた。あれ?、ところで今、ジーファイ何とか言ってたような…?まさかG5か?!
しかし、修理のために業者がG5を回収していったのが今週の月曜日、まだ僅か2日しか経っていない。いくらなんでも早すぎる。「え?何ですって?」と私は咄嗟に聞き返した。すると、その宅配業者はハッキリ応えた。「Appleコンピュータ様からのお荷物です。PowerMac G5をお届けにあがりました」 間違いない!G5が戻って来たのだ!私は喜びと同時に、その早すぎる帰還に対して多少の不安も感じた。よもや向こうでは症状が出ずに、そのまま返却されて来たとか…?いや、そんな筈は無い。万が一症状が出なければ、様子を見るため、あと数日は向こうに滞在していた筈だ。 私は逸る気持ちを抑えつつエアパッキンでくるまれた化粧箱の梱包を解き、中の書類を見た。…ちゃんと修理は完了しているようだ。見ると、ロジックボードとビデオカード交換、となっている。ビデオカード交換…?ロジックボードは分かるが、何故ビデオカードまで…。 もしかしたら、シリアルナンバー等から、不具合の出るパーツが予めAppleには分かっていたのか…?だから今回、こんなに迅速だったのだろうか?書類の「交換部品名」の所に”Board, Logic, 233MHz, Dual”と書かれている事も私の不安を煽った。233MHzって…。まあ、233MHzのG5なんて存在しないので、単なるプリントミスだろう。 不安を払拭するには動かしてみるのが一番良い。私はディスプレイと周辺機器をPowerMac G5に手早く接続し、起動ボタンを押した。…ジャーン。おっ、やった!起動音がしたぞ!これはきっと、ちゃんと直ってるに違いない。それにしても、起動音がしただけでこんなに嬉しかったのは初めてだ。Appleの交換パーツに関しては今まで何度も…。いや、今はそれを言うまい。 あれこれ弄ってみたが、反応も良いし何もかも元通りだ。何故かATOKは外されていたが、それは直ぐに設定できる。ハードディスクが無傷だった事も本当に嬉しい。修理から返ってきて、ファンノイズもなんだか小さくなったように思う。あ、このサイトのWindows機で更新した分が、Safariで見るとレイアウト崩れを起こしてる…。修正、修正、と。 今回の一件で、Apple Careにも心が揺れている。もはや再発は無いだろうが、万が一の時の保険として購入しておけば心安らかには違いない。Apple Careに入るには本体購入から1年以内でなければならない。あと2ヶ月弱。一考の余地アリか。 さて今回、我が愛機PowerMac G5の故障に伴い、無茶庵(BBS)やメールで多くの方から温かい励ましをいただきました。心よりの感謝を申し上げます。皆さんの励ましによってとても勇気付けられました。本当にありがとうございます。 そして、ここに我がG5の復活を宣言いたします。 [追加情報] 今回リリースされたVirtual PC7には、現時点で、”2GB以上のメモリを搭載したマシンで動作させるとクラッシュする”というバグがあるとの事。これを回避するには、物理的にマシンからメモリを外して容量を減らす方法以外に、まず、Library/Extensionsにある"virtualpcosservices.kext"をデスクトップへ移動、次に、Library/StartupItemsにある"VirtualPCOSServices"を削除してから、VPC 7を再起動する、という方法が紹介されていました。ただし、「この方法で、いつでも上手く行くとは限らない」とのコメント付き。 [追加情報2] 米国大統領選のための討論直後TVに映し出された、民主党、共和党陣営の、それぞれのアナリストがどちらもiBookを使用していました。それに関する記事が、『アメリカにおいて、”真面目で信頼でき、かつ流行の先端を行く人”に見られたいならばiBookを持つべきだ』とのコメント付きで、MacBidouilleに"Enemies with the same weapon..."(同じ武器を持った敵どうし)との見出しで掲載されています。 [追加情報3] Think Secretによると、60GBのHDDを搭載したiPodが2ヶ月以内に出るとの情報を”かなり信頼できるソース”が伝えている、との事。その記事によると、『写真閲覧機能を持ち、画面サイズは現行のiPodと同じ2inchのままであるものの、より解像度の高いカラー液晶を搭載している。さらに、テレビにiPodを接続して写真を大画面で表示させるためのビデオアウトプット端子を持つ。iPod内の写真データをMac内のデータとシンクロさせるために、現行のiTunesが音楽データで行っているような転送機能をiPhotoに持たせる事になりそう』との事。 |
ちょっとした不思議 10月12日(火) 2004 |
私は調布にある深大寺が好きで、ときどき訪れる。調布市は東京都内にありながら自然が多く残っており、特に深大寺周辺は広大な植物公園になっていて、自然林の茂る心落ち着く場所だ。深大寺山門前のメインストリートには深大寺蕎麦や土産物屋が立ち並び、ちょっとした観光地の風情を醸し出している。
これは、久しぶりに先週、そんな深大寺へ私が行ったときの話しだ。昼頃に到着した私は、腹ごしらえをするため、適当な蕎麦屋に入り深大寺蕎麦を堪能し、その後、境内に足を踏み入れた。私は神社仏閣を見るのは好きだが、そういう場所で願い事をするといった事はしない。いつものように、建物を見たり、仏像を見たりしながら、凛とした雰囲気を感じつつ境内を歩いた。 そして、本堂右手にある古い建物の前に差し掛かったときに、何か気になって、中を覗き込んだ。見ると、中はかなり広い土間になっていた。かつて台所として使われていたのだろうか、高い天井は煤けて黒くなっている。今は物置になっているようだ。内部右方には、高さ3メートル程の五重塔の模型が置かれ、左方天井には、かの昔、高僧が使っていたと思われる駕籠が吊るされている。 私は何気なく、いつも持ち歩いている”ビジュアル・ブックマーカー”ことU-40のシャッターを切った。それから数日の間、私はそんな写真を撮った事も忘れていたのだが、ふと思い出してU-40をPowerMac G5に繋いだ。すると、iPhotoが私に示したその写真には奇妙な光が写っていた。初めはフラッシュが反射したのかとも思ったが、黒く煤けた天井の太い梁がそんな風に光る筈は無い。しかも、よく見ると、メインの光の左下方にも、ぼんやりと薄く、同様の光のような物が写っている。 不気味に思った私はネットで調べてみた。すると、同様の現象があちこちで起きている事が分かった。それは、一般に「たまゆら」と呼ばれている物で、一種の(あっちの世界の)エネルギーとして解釈されているようだった。物理学を学んだ者として、私は取り合えず科学的な解釈を試みたが、どうもしっくり来ない。しっくり来ないながらも、私の中では「フラッシュがホコリに反射した」事にしてある。あれ?でもあの写真を撮ったとき、私はU-40のフラッシュを焚いただろうか…? [追加情報] 30日以内に、Pantherの最新バージョン、OS X v.10.3.6のリリースがありそうです。それには、ネットワーク、オープンGL、グラフィックカードドライバ等のアップデート及び、FireWireオーディオ、USBデバイス互換性、サードパーティーアプリケーション互換性の向上、また、計算機、DVDプレーヤー、イメージキャプチャ、Safari等アプリケーションのアップデートを含むとの事。 [追加情報2] Jedit X正式版がリリースされました。 [追加情報3] Adobe Photoshop Elements 3.0 for Macが2004年11月に発売されます。尚、このバージョン3.0はハイブリッド版では無く、Mac版とWindows版のそれぞれが別パッケージとして販売されます。 |
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