Starmacks Cafe/ Topics of the Macintosh, and so on...

18.「U2 iPod!」編

※バックナンバーの時間軸は上から下への流れになります。


追加ループ               10月15日(金) 2004
ウォール・ストリート・ジャーナル紙によると、Appleは、この7〜9月期の決算で、前年比37%の増収、かつ2倍以上の増益を果たしたとの事。もちろん、iPodのヒットが増益に大きく貢献した事は間違いない。昨年同時期のiPod販売台数は33万6000台だったのに対して、今年はこの3ヶ月間で200万台を超えているという。

この増収はまた、iTMS(iTunes Music Store)の成功による効果も大きい。つい3ヶ月程前、『iTMSからの楽曲ダウンロード数が1億曲を超えた』という記事を書いたばかりだというのに、昨日付のプレスリリースは、すでにダウンロード販売された楽曲が、1億5千万曲を超えた事を伝えている。この四半期でのiTMSによる収益は以前の5倍に達し、音楽関連商品だけでApple社総売上の27%にも及ぶ

また、元々DTMでも定評のあったAppleは曲を聴く方ばかりではなく、作る方にもよりウエイトを掛けてきている。それは、今年7月のEmagic社買収に始まり、GarageBand Jampacks 1, 2, 3の発売及び、Logic Express 7、そしてLogic Pro 7の発表で、ラインナップの一応の完成を見た

AppleによるEmagic買収に伴い、Logic7ではWindows版は当然の事ながら廃止され、逆にMac版はPanther以降の対応とした事で、よりOSとの親和性を高めた。例えばLogic Pro 7は『分散処理機能』を持ち、LogicのインストールされたPowerBook G4を使って、Ethernetで繋いだPowerMac G5に処理させる事も可能だ。また、Jampacksの音源は全てLogicでも使う事ができる

ところでJampacksと言えば、現在Appleは、.MacメンバーならばJampack 1, 2, 3の中の一部(ループ300種類)をiDiskから無料でダウンロードできるキャンペーンと、.Macメンバーサイトにログインしてクーポンを印刷すれば、Jam Pack コレクション1、2、3 の同時購入で9,800 円の割引が受けられるというキャンペーンを行っている。期間は12月15日まで。

私は早速、無料ループをゲットした。やり方は簡単、dmgファイルをDLして来て、デスクトップにマウントさせ、その中身をGarageBand操作画面右下の「ループブラウザ」上にドラグするだけ。音源が増えると楽しみも増える。むぅ、楽しい。Jampacksが欲しく…。あ、いかん、これがAppleの作戦か!Jampacksの大幅値引きを用意したのもこのためか。謀ったな!(いや、誰も謀ってはいないか)

さて、初心者向けDTMアプリのGarageBandからプロ用のLogic Proまでをカバーする、この、DTMソフトウェアの自社製品化は、iMovieとFinal Cutシリーズによって動画処理ソフトウェアを自社製品化した状況と似ている。

静止画処理のPhotoshop、イラスト作成のIllustrator、DTPのQuarkXPressやInDesign、オフィス系ではMS Office等、Macでできる様々な分野での”巨星”はまだまだ多いが、最近、特に音楽関連でAppleは要所々々に良い布石を打っていると私は感じている。オセロに喩えると、まだ味方の色は少ないけれど”角に駒を持っている”感じ。

iTMSなんて特大の角駒だ。いつかAppleは大化けするのではないか、と楽しみだったりするのである。

[追加情報] Appleはこの週末から、現行最小Apple Storeのさらに半分程度の大きさの”mini Store”を展開します。先ずは次の土曜朝10時、カリフォルニア州とワシントン州、ニュージャージー州に6店舗が開店予定。

[追加情報2] 米国内では30-inch Cinema HDディスプレイの出荷が始まりました。



iBook、次の火曜?!         10月17日(日) 2004
以前、『10月辺りにiBookマイナーアップデートの予感』と書いたが、そろそろ本当にiBookのアップデートがありそうだ。MacGadgetによると、明後日の火曜にもiBookのアップデートと価格改定がありそう、との事。通常のクロックアップの他に、全てのiBookラインナップの価格がさらに少しずつ下がるのだと言う。だが、その真偽は定かでは無い。

現時点でも十分お得感のあるiBookが、性能も上がって、さらに価格まで下がるなどという事が本当にあり得るのだろうか。しかし、もし本当ならば、iPodを購入したWindowsユーザーをMacへ”スイッチ”させる更なる大きな原動力に成り得る。最近業績の良いAppleが、後の事も考慮してその手の大盤振る舞いをする可能性は皆無とは言えない。

そうなればもちろん、既にMacユーザーであってもその大盤振る舞いに与る事ができる。ここは、(もしこの情報が正しかった時は)それに乗るべきか…?

iBookのある生活を思い浮かべてみる。休日のカフェで12inchのiBookを開いている自分…。もう出先でもWindows機を使う必要が(あまり)無くなるかも…?そうしたら、日本語とUSの入力切替で、間違ってWindowsキーボードの”Alt+スペース”を押してしまい、”ムキーっ”となる事も、もはや無い。(筆者注…MacのUSキーボードでの入力切り替えは"command+space"で行う)

しかし、あの白い筐体は、私には少し可愛らし過ぎはしないだろうか。私は、iBookがシェル型からあの現行のタイプに変わったときに、「美しいが女の子っぽいな」と思ったものだった。しかし…、それであっても買得感は抜群、デザインもクールだ。これで性能も上がって価格改定まであったら、”ワンクリック病”が再発する可能性は高い。

うーん、ここは近日中に確実にあるであろうiBookのアップデートを実際に見た上で、PowerBookアップデートの情報も収集しつつ、慎重に判断したいと考えている。ただし、それは”ワンクリック病”の再発が無ければ、の話しだが。

[追加情報] 来年3月31日に、Mac OS X v.10.4 "Tiger"のリリースがありそうです。



今夜?それとも?!         10月19日(火) 2004
前回の記事でiBookアップデートの情報をご紹介したが、MacRumorsがより具体的な情報を入手したようだ。

それによると、12-inchモデルがクロック1.2GHzに、14-inchモデルは1.33GHzにそれぞれクロックアップし、Airport Extreme(日本ではAirMac Extreme)カードが標準で付属、価格は12-inchの方が$100ダウン、14-inchは価格据え置き、との事。

また、iBookアップデートと並行し、PowerMac G5ラインナップに、ローエンドモデルとしてシングル1.8GHzが$1,499で復活するという噂も出て来ている。$1,499というと、iMac/1.8GHzの17-inchモデルと同じ価格だ。日本でも、同様にiMac G5と同じ価格が付けられるとすると¥174,800(税込み¥183,540)となる。これは妥当な線か。

確かに以前から、価格を抑えたシングルCPUのPowerMac G5復活を望む声はあったようだが…。折角なら、iMac G5でPowerPC 970FXを小さな筐体に入れられる事を実証したのだし、CubeをG5で復活させたら受けそうな気もするのだけれど。その辺は、開発コストと需要の関係もあるのだろう。

さて、これらアップデートのXデーとして目されているのがアメリカ時間の今日、即ち日本時間の今夜から明日に掛けてだ。少なくともiBookのアップデートは今週中にはあるだろう。それによって、益々PowerBookとiBookの性能差が縮まり、価格差が開く。

これは即ち、PowerBookの方も近日中にアップデートがあるという事なのではないだろうか。

どちらにしても楽しみな展開になってきた。私は今夜、少なくとも5回はアップルストアのホームページを覗きに行きそうな予感なんである。

[追加情報] Forbesによると、黒い筐体を持ったiPod、”U-2 スペシャルエディション”が、U-2の11枚目のスタジオアルバム発売に合わせて、11月23日から発売、との事。



日本では価格据え置き!?     10月19日-2(火) 2004
情報通り今夜、iBookのアップデートとPowerMac G5ローエンドモデルの追加が行われた。クロックもAirMac Extreme標準装備も、アップデートの日付までもが情報通り。ここまで前もってリークしていた情報の通りだと気持ちが良い。しかし、気になる事が一つある。それは価格の事だ。

Apple Store U.S.では情報通り、$100(約¥11,000)の値引きがiBook 12-inchモデルにあったし、シングル1.8GHzのPowerMac G5も、17-inch iMac G5/1.8GHzと同じ$1,499に抑えられている。

しかし、Apple Store Japanを見ると、iBookの価格がアップデート前と同じ値段に据え置かれている。しかも、ローエンドPowerMac G5の価格もiMac 1.8GHzより¥5,000以上高い価格設定になっている。何故だろう?現在のドルのレートを考えると尚更納得出来かねる。しかし、それは言うまい。今も昔も、Macは米国で買うのが一番安いという事なのだろう。

クロックアップやAirMac Extremeカードの標準装備によって、価格据え置きであっても実質かなりの値引きになっている。だから、「アメリカでは、iBook 12-inchモデルは前モデルと比べて1割近くもの値引きがあり、$999(¥108,000弱)で買える」などという事は言うまい…。日本人が金持ちだから足元を見(以下、自主規制)。

さて、冗談は置いておいて、iBookが益々魅力的になった。これはワンクリック病の発作を抑えておくことが益々難しくなってくるかもしれない。しかも最近では、Apple Store Ginza等、直営店の台頭によって、ワンクリック病の亜種である”お持ち帰り病”(別名、カード差し出し病)も蔓延してきていると聞く。

私は、座禅でもして頭を冷やす事にしたい。

[追加情報] Xserve RAIDストレージシステムがアップグレードされました。



iBook、安さの秘密?!        10月21日(木) 2004
さて、iBookのアップデートから2日が過ぎた。日本では12-inchモデルの価格が据え置かれたものの、それでもやはり、その価格設定は非常に安いと感じられる。特に、PowerBookとの価格差は不当とさえ思える。

もちろんiBookはコンシューマ向けエントリーモデルという位置付けなので、Appleとしても利益マージンを抑え、できるだけ安く提供する方針なのだろうが、それにしても、裏に我々の気付き難い理由が潜んでいるのではないだろうか?

かつて、アメリカのG3ユーザーが、「Appleは、OS Xが全てのG3マシンで稼働するよう”完全に”最適化されている、と請け負っておきながら、G3では致命的に動作が遅くなる」と訴えて勝訴した事があったが、何かその手の事が…?

これは、無茶庵(BBS)で、D7thさんからのご指摘を受けて、初めて私も気が付いたのだが、今回発表のiBookは、Tigerの売りの一つである「Core Imageテクノロジー」に対して、どうやら完全には対応していないようだ。正確にはiBookに搭載されているグラフィックカード、Mobility Radeon 9200がImage Coreに未対応なのだ。

Appleは、”完全対応”でないグラフィックカードを搭載したMacでも、Tigerが動くMacであるならば、Core Imageが全く動作しないという事はない、と説明しているが、この「全く動作しないという事はない」とはどういう意味なのだろうか。

そこで、少し調べてみた。Core Imageは簡単に言うと、「開発者がコードを数行書くだけで、グラフィックチップの処理能力を最大限に生かしたピクセル単位でのコントロールが可能になる」技術だ。いわば、プログラムとグラフィックチップとの橋渡し役のようなものなのだが、この”橋渡し”を行うにあたって、ある制限がある。

その制限とは、「グラフィックチップがARB_VERTEX_PROGRAM と ARB_FRAGMENT_PROGRAMをサポートしている必要がある」、というものだ。で、iBookに搭載されているMobility Radeon 9200はそれらをサポートしないため、Core Imageがそのままでは働かないという事のようだ。

では、Core Imageテクノロジを使ったプログラムをTigerのインストールされた現行のiBookで動作させると何が起きるか?Appleが、動かないとは言っていない以上は動くのだろう。ここからは私の憶測だが、恐らく「Image Coreが動作するグラフィックチップをTiger上でソフト的にエミュレートする」事になるのではないだろうか。つまり、ここでCPUの負担が増える事になる。

本来、CPUの負担を減らすために導入するCore ImageによってCPUの負担が増える…。なんだか私は本質的な矛盾を感じる。それならばBTOでPowerBookに搭載されているものと同じ、GeForce FX Go5200を選択できるようにすべきではないだろうか。GeForce FX Go5200はCore Imageに対応している。

そこで私は気付いた。もしかしたら、これがiBookの不当とも思える安さの秘密か…?iBookはあくまでもエントリーモデルであって、「Core Image非対応による動作の遅れを気にするならPowerBookを買え」というAppleからの無言のメッセージなのか…?しかし…、それでいいのか、Apple?!

もしかしたら、Appleは単に、今のところCore Imageテクノロジを利用するプログラムが存在していないから良い、と判断しただけなのかもしれないし、エントリーモデルでその分値段も安くしたのだからいいだろうとの判断なのかもしれない。しかし、それにしても数ヶ月以内にTiger発売を控えて、これはちょっと戴けない態度だと思う。

もしも、「エントリーモデルだからいいだろう」的な考えをAppleが持っているとしたら、それはかなり危険だと思う。エントリーモデルはその名の通り、多くの人が”最初に触れるMac”であり、そこで”Macというコンピュータ”自体が判断されてしまうものだからだ。それに、場合によっては、またアメリカで訴訟騒ぎが起きないとも限らない。

後は、Core Image非対応のカードでも、速度の低下や機能の制限があまり起きない事を祈る。しかしまた、これらの事を考慮しても尚、iBookのコストパフォーマンスは依然魅力的に思えるのだが…。いかがだろうか。私はAppleに対して甘すぎるだろうか。

[追加情報] 2005年の年明けまでは、PowerBookのアップデートは無い、とMacプロダクトマーケティング副社長の David Moody氏が発言しました



番外編:コーヒーの香り       10月24日(日) 2004
私はコーヒーが好きである。10代後半の頃、コーヒーを飲みすぎて体を壊した事があったが、それでも私はコーヒーがやめられない。典型的なカフェイン中毒と言える。大学時代は4年間、原宿のコーヒー専門店でバイトをしていた。(塾講師や家庭教師、オートバックスやガソリンスタンド等、さまざまなバイトとの掛け持ちではあったが)また、コーヒーを入れる器具も、サイフォン、ドリッパー、コーヒーメーカー、エスプレッソメーカー等、多数所有している。

当時は豆も焙煎したてに拘り、程度の良い生豆(きまめ)を購入してきては、黒く変質した豆(死豆)を一粒ずつ指を使って取り除き(ハンドピック)、ハンドロースターを用いて自分で豆を焼いていた。しかしその後、私生活が忙しくなるにつれて次第に横着になって行った。

先ずハンドローストしていた豆は、いつしかドトールコーヒーで購入した豆に代わった。ハンドローストの時間が惜しくなった自分にとって、市販の焙煎済みの豆の中では、焙煎数日後からの物が手に入り、かつ豆の状態が安定しているドトールコーヒーの豆が唯一及第点だったためだ。

豆は、焙煎後8時間位かけて徐々にカドが取れたまろやかな味に成長し、その後は味が落ちる一方だ。そして焙煎から3ヶ月も経つと、例え密閉された容器に入っていたとしても、もはやインスタントコーヒーの方がマシとさえ言える程の薄っぺらい味になってしまう。

豆が、比較的新鮮かどうかを見るには、ドリップで入れてみるとすぐに分かる。新鮮な豆は蒸らしのためにお湯を掛けると膨らむのだが、そうでない豆はお湯を掛けるとしぼんでしまう。例えばスーパーで購入した豆などの場合、お湯を掛けても膨らむことはまず無い。そして、味も全く違ったものになってしまっている。

そのうちに、ドリップする時間も勿体なく思えるようになってくると、ついにインスタントコーヒーである「ゴールドブレンド」に転んだ。しかしながら、ゴールドブレンドはインスタントとは言ってもなかなか優秀だと私は思う。上手に入れれば、スーパーで売っている、賞味期限が焙煎から1年もあるような豆よりはマシな味に入れる事が可能だ。

さて、ところで私は今日も銀座へ出掛けた。そして、ツレが食器を買うというので、三越デパート7階の食器売り場へ。すると、エレベータから降りてすぐの所にあった緑茶コーナーで、柚子入り茶の試飲を勧められた。カフェインに目のない私は喜んで飲み干す。美味。柚子の香りと酸味がそこはかとない風流を醸し出している。

そこから少し行くと、今度はエスプレッソメーカーの実演販売。「入れたてのエスプレッソはいかがですか」との声に私の足はまた止まる。一杯目を飲み干した私に販売員の女性が感想を訊く。「エスプレッソにしてはちょっと薄いようだ」と応えると、それは薄味仕様のカートリッジを使ったからです、と今度はラベルの色の違うカートリッジをエスプレッソマシンにセットし、もう一杯入れてくれる。

困った事に、その場に居る客は私一人。私のツレはとうに食器売り場へと消え、すでに姿は見えない。私が二杯目を飲み干すと、その女性販売員はまた新しいカートリッジをセットし「この機械は普通のコーヒーも入れられます」と、今度はコーヒーを入れてくれる。私は短時間に緑茶と3杯の濃いコーヒーを飲み、さすがにカフェインの影響で上気してきた。

その後、ツレと合流し、スタバにてさらにアイスコーヒーを飲んだ後、私は帰りのバスに乗った。帰りのバスではゆったりと座り、窓から夜の街を眺めつつiPodを楽しむつもりだった。しかし、空腹に濃い緑茶、エスプレッソ2杯、コーヒー、そしてアイスコーヒーと立て続けに飲んだため、さすがに胃の辺りがムカムカする。

あまつさえ、そういう日に限って運転の荒いバスに乗ってしまったりするものだ。ご多分に漏れず私はそういうバスに乗った。少しでも時刻表から遅れまいとする運転手さんの気持ちも分からないではないが、混雑する都会の道路で、前の車との間にできたちょっとした車間を埋めんと疾走するバス。

すぐそこにバス停が見えていても、まずはとにかく加速する。そしてバス停直前で急減速。「何でバス停30m手前で加速するのだ」と言いたくなる。私は、というと「夜の街を眺めながら優雅にiPod」どころの騒ぎでは無い。バスが急減速する度に訪れる吐き気と戦いながら、ただ早く目黒に到着する事を祈っていた。

私の耳からは、確かに白いiPodのヘッドホンコードが出てはいたが、もはや白いコードだか、抜け出た魂がエクトプラズム化したものだかも分からないような状態。しかし、やがてバスは目黒のバス停に滑り込んだ。私はバスから降りるとようやく安堵のため息をつき、寒空の下で額の汗を拭った。

私は今日、「いくら好きでも、空腹でのコーヒーの飲みすぎは避ける事」という貴重な教訓を得たのだった。

[追加情報] 『AppleCare Protection Plan for PowerBook 及び、AppleCare Protection Plan for Power Macには、本体と同時に購入されたApple Displayが1台、追加保証可能』とのWeb上での情報に対して、実際にはMac本体とディスプレイが同時購入されていない場合でも(ディスプレイの購入がMac本体よりも後であれば)、Apple Japanコールセンターにおいてディスプレイの追加登録を受け付けているとの事です。詳細は無茶庵(BBS)の投稿No.218をご覧ください。



iPod U2 Edition、価格に物申す   10月27日(水) 2004
iPodに、写真閲覧機能付きでカラー液晶を持ったiPod Photoと、裏面にU2メンバーのサインが入った黒塗りiPod、iPod U2 Special Editionが仲間入りした。機能に関しては、ほぼ10月8日の[追加情報3]でお知らせした通りだったのだが、リリースの日程を、10月19日[追加情報]での11月23日説しかご紹介していなかったのが悔やまれる。

因みに、10月26日リリース説をご紹介しなかった理由は10月18日頃から22頃までの情報の変遷にある。特に、10月26日リリース説を主張する22日頃の記事には、iPod PhotoとU2 Editionの情報の他に、ずっと以前から囁かれては消えている安価バージョン($99!)の、フラッシュメモリタイプiPodの噂が書かれていた。そのため情報の信頼性に劣ると私は判断したのだ。

閑話休題。さて、iPod U2 Special Editionの価格に物申す!このU2 Editionの中身は通常の20GB iPodだ。で、Apple U.S.では通常のiPod 20GBの価格+$50で売られ、デザイン上の違いの他、U2の限定ポスター、そしてiTMSで"The Complete U2" a digital boxed-set(すでにリリースされている400以上の曲+未発表曲25曲で、$149)を購入する際に利用できる$50分のクーポンが付いてくる。

つまり、Apple U.S.においては、"The Complete U2"を購入すれば通常のiPodとの価格差が音楽クーポンの価格で贖われ、それにプラスして限定ポスターや限定デザインが楽しめるため、U2のアルバムプロモーションも兼ねるという目的とも適った、U2ファンにとっては「かなりお得なセット」なのだ。

一方、Apple Japanでは、通常の20GBのものより¥7,000も高い価格設定にも関わらず、$50分のクーポンに代わるような物は付いてこない。U2の限定ポスターもApple U.S.のものと同じ物のようだし、デザインも勿論U.S.のiPodと同じだ。

これには、日本ではiTMSがまだ使えないという事情もあるのだろうが、ならば、その分価格を下げるなり、何か代わりのおまけを付けるなりすべきだと思う。やっぱり日本人は金持ちだと思って足元を見(以下、自主規制)。

iPod Photoは工夫次第で使い道が広がりそうだ。iPod PhotoにはAV出力端子が付いているので、テレビやプロジェクターで写真を映し出す事もできる。また、Belkin Media Readerを購入すれば、MacやPCの無い所でも、デジカメで撮った写真をその場でiPodやiPod Photoに溜めて行く事が可能だ。

こういう使い方をするならば、デジカメとiPodが直結できるようになるとさらに嬉しい。このままiPodが売れ続けたなら、もしかしたら将来的には”iPod直結対応”がデジカメ標準機能となるか?!

[追加情報] Security Update 2004-10-27が利用できます。

[追加情報2] iPod Update 2004-10-20が利用できます。

[追加情報3] iTunes 4.7が利用できます。

[追加情報4] Apple Store Londonが11月20日にオープンします。尚、このApple Store Londonは、アメリカ以外でのApple直営小売店としてはTokyo, Shinsaibashiに続く、第3店舗目となります。



痛恨のシステムバックアップ     10月29日(金) 2004
事の始まりは一昨日の朝だった。PowerMac G5の起動ボタンを押した私は、いつまで経ってもOS Xが立ち上がらない事に気が付いた。見ると、画面はグレーのリンゴマークが表示されたまま止まっていた。

この症状は以前にも一度起きたことがあったが、前回はこの症状が出てから一ヶ月程して起動画面も何もが全く表示されなくなり、ロジックボード交換の憂き目を見ているので心配だ。私はG5の起動ボタンを長押しして一旦電源を切ると、もう一度起動ボタンを押した。

すると今度は問題無くPantherが立ち上がり、その後、一日のうちに何度か起動とシャットダウンを行ったが、その日は何事も起こらなかった。

そして次の朝、G5を起動しようとすると、またグレーのリンゴ画面のままで止まってしまった。私は一旦電源を落とし、ロジックボード上のPMUリセットボタンを押してからG5を再起動。そしてその日も、その後は何も問題は起きなかった。

しかし…、”いよいよ”か?いよいよHDDがマズイのか?私は最悪の事態を想定し、起動ドライブをまるごと外付けFireWire HDDへバックアップした。これで万が一、物理的に起動ディスクが故障したとしても現在の環境はそっくり残っているし、その気になれば外付けHDDからの起動も可能だ。

さて、バックアップの話題が出たところで、ここでシステムも含めた全環境のバックアップのしかたについて、簡単におさらいしておきたいと思う。

システムごとバックアップするためには、例えば、ターミナル上でdittoコマンドを -rsrcFork オプションと一緒に使っても良い(但し、システムが関わるコピーなので、スーパーユーザーでのログイン若しくはsudo(スードゥー)コマンドの併用が必要)が、それが面倒ならPantherに標準装備の”ディスクユーティリティ”を使っても良い。ディスクユーティリティを使ってのバックアップならコマンドを打ち込む必要も無い。

ディスクユーティリティは、現在使用中の起動ボリュームの検証、修復をする事はできないが、バックアップに関しては使用中の起動ボリュームであっても可能だ。

やり方は簡単で、例えば、外付けドライブへ起動ボリューム全体をバックアップする場合、まず、Pantherの”ユーティリティ”フォルダ内にあるディスクユーティリティを起動、「復元」をクリックして、「ソース」に”起動ボリューム”を、「復元先」に”外付けドライブ”をそれぞれ指定し、「復元」をクリックするだけだ。

起動ディスクの変更は、システム環境設定の「起動ディスク」で指定できる。で、実際に、バックアップを取ったFireWire接続の外付けHDDからPantherを起動してみた。感想は、「FireWire経由だと動作が非常に重くなる」。PowerMac G5は普段、内蔵HDDのシリアルATA接続による恩恵を大きく受けている事を再確認。

さて、バックアップドライブからのPanther起動によって、内蔵ディスクの検証を行ってみたが、ソフト的には問題無しと診断された。むむむ…、すると不具合のありかは何処に?しかし、修理に出しても症状が出るとは限らないのではないか…?

そして迎えた今朝、もしも3日連続で同じ症状が出たなら修理に出すと決めていた。起動ボタンを押す。起動音の後、グレーのリンゴとOSの読み込みを示す回転マークが表示される…。と、回転マークが止まった。そして止まったまま画面は固まった。

やはり今日も、一度電源を切ってからの再起動では問題なくPantherが立ち上がる。何故、一日一度、朝にだけ、この症状が出るのだろう?G5内部温度の関係か、それとも一度電源が入れられる事によってコンデンサー等に蓄えられる電気の関係か…。

どちらにしても、面倒だがもう一度修理に出すべきだろう。「不具合は一日一度、朝にしか出ません」と但し書きを添えて。しかし、あと一ヶ月と少しで我がG5はメーカー保証が切れる。これはもう、AppleCareに入るしかなかろう…。不具合の表出が保証期限前だった事がせめてもの救いか。

[追記]
これを書いた日の夜、寝る前に「起動ディスク」としてバックアップドライブを指定し、次の朝、問題なく起動するかどうか確かめてみた。もしこれで何事もなく起動したなら、恐らく不具合は内蔵HDDにあると予想が付く。しかし、私の予想に反し、朝一ではバックアップドライブからの起動であっても同様の不具合が出た。そしてやはり、二度目の起動ではうまく立ち上がる。この事は、かなりの確率で、前回の修理で交換したロジックボードに不具合がある事を示している。

そうか…、またAppleの交換パーツか…。


ディスクユーティリティ
Panther付属のディスクユーティリティを使えばシステム全体のバックアップも非常に簡単。使用中の起動ドライブもバックアップでき、また、バックアップ作業中にも他のアプリケーションを自由に使用できる等、システムのバックアップが普通のデータバックアップのような気軽さで行える。

(画像をクリックすると拡大します)



ジョブズ復活!              10月30日(土) 2004
米国時間10月26日にカリフォルニアシアターにて行われたApple Special EventのQuickTimeムービーが、Apple U.S.サイトにて公開されていた。

7月下旬に膵臓ガンの手術を受けたジョブズだったが、このイベントで元気な姿を見せ、先日発売されたiMac G5を賞賛するメディアの紹介や、iTMS EUとiTMSカナダの追加、またiTMSにおける売り上げの推移、iTunes 4.7の発表、iPod出荷台数の急激な伸びと、それに伴うiPodのシェア拡大等について、ほぼいつも通りの調子で語っていた。

因みにiPodのシェアは、全MP3プレーヤーで65%、そして、ハードドライブタイプのプレーヤーでは92%も取っているのだそうだ。どうりで街中でも”お仲間”が多い筈だ。ジョブズは、11月中旬発売予定のiPod Socksと呼ばれるニット製iPodケース(6色セットで$29)で笑いを取った後、いよいよiPod PhotoとiPod U2 Special Editionの発表を行った。

iPod PhotoとiPod U2 Editionについては10月27日の記事に書いたので、ここではその詳細に触れないが、QuickTimeムービーを見ていて私はある事に気が付いた。

それは、イベントが佳境に入る頃。iPod U2 Editionの話題になり、ジョブズがそのデザインと裏面にレーザーカービングされたU2メンバーのサインを紹介した後でこう言った。以下、ジョブズのセリフをそのまま引用。

So, This is the U2 iPod. Now other a few things come with U2 iPod. The first one is a wonderful poster of the band. And in a back...(これがU2 iPodだ、で、U2 iPodには二、三オマケが付いて来るんだけど、まず一つめがこの素晴らしいバンドのポスターで、裏側には…)

と、裏面に書かれたメッセージを読み上げ、さらにこう続ける。

...and also comes, what is certificate for $50 off "The complete U2 Digital boxed-set" wherever iTunes Music Store is available. So, if you a U2 fan you can get a comlete U2 for $99. It is coupon inside the U2 iPod.(さらに、コンプリートU2 デジタルボックスセットの$50オフチケットが付く。これは、iTMSが利用できる地域ならどこででも使える。U2ファンなら”コンプリートU2”が$99で手に入るってわけだ。割引クーポンはU2 iPodに同梱されている…)

えっ、U2 iPodをApple U.S.で購入すると付いてくるという、例の$50クーポンって"The complete U2 Digital boxed-set" の購入にしか使えないんだっけ?私はQuickTimeの一時停止ボタンをクリックしてムービーを止めると、急いでApple U.S.サイト上のiPod U2 Editionページを開いてみた。

うぐぐ…、ジョブズの言う通りだ。(そりゃそうだ)そこにはしっかりと、Includes an iTunes Music Store coupon you can use to save $50 when you purchase "The Complete U2", a digital boxed-set...と書かれている。

私は英文を読み飛ばす癖があるので(単にせっかちとも言うけれど)、はじめの方の、Includes an iTunes Music Store coupon you can use to save $50辺りまで読んで「なに〜!こんなオマケ、日本では付いて来ないぞ!」とカッカ来てしまっていたようだ。(という事で、それについて触れている10月27日の記事には多少の修正を加えました)

まあ、U2 iPodを日本で購入してもこの手のオマケは付いて来ないという事には変わりはないのだけれど。はやく日本でもiTMSを始められると良いのだが。カナダでもやはり日本と同様、著作権の問題があったのだが、それも克服して11月に、めでたくiTMSカナダがスタートする。

さて、話をApple Special Eventムービーに戻す。とは言っても、もう書くべき事はあまり残ってはいない。iPod U2 Editionの紹介の後はU2のBonoとEdgeが出てきて音楽業界やデジタル音楽配信等について少し話した。Edgeがピアノを弾き、Bonoが歌ったが、そのシーンは非常に短くカットされている。

以上が現在QTムービーで公開されているApple Special Eventの概要だ。ジョブズのプレゼンは、今回もやはり巧かった。自然体に見え、間の取り方も絶妙で、話しに引き込まれる。また、場を作るために音楽を使うのも上手だ。日本の(いや、アメリカでも)他の大企業のCEOでアレをマネできる人はなかなか居るまい。

今回のジョブズは表情も良く声のハリもあった。手術をしたためか、見た目は多少細くなったような気もしなくはないが、もうほぼ完全に復活したと思って良さそうだ。

[追加情報] Apple Developer Connectionは開発者向けに、Rendezvousテクノロジーブリーフィングを11月8日に、Rendezvousハンズオン・ワークショップを11月9日にそれぞれ行います。参加資格:ADC 会員(ADCプログラムの機密保持契約の対象となります)



日替わりカウンター?!         11月2日(火) 2004

すでにお気づきの方もいらっしゃるかもしれないが、このサイトのアクセスカウンターを変更した。実はカウンターのデザインだけでなく、カウンター機能を実行するためのCGIプログラム自体も変更してある。というより、元々はCGIプログラムを変更する方が目的だったのだが。

というのも、今まで使っていたカウンターのCGIプログラムは、一の位、十の位、百の位、・・・、と各桁ごとの画像を個別にダウンロードするタイプだったため、サーバが比較的混む時間帯になると、しばしばダウンロードエラーが生じて桁の途中が表示されなかったりしていたのだ。

これを防ぐには、カウンターの数値をプログラム内部で一旦連結処理し、その後、一つの画像としてカウント結果を出力するタイプのプログラムを使えばよい。で、今回は、KENTさんのDream Counterを使わせて頂く事にした。

KENTさんのプログラムは、このサイトの置かれているレンタルサーバの管理室にも置いてあるのだが、レンタルサーバ上に置かれている物の方は、このサーバ専用にパスが書き換えられている事が却って仇となって、ある機能がうまく動作しなかったため、KENTさんのサイトに置かれているオリジナルの方を使用した。

そこで、ついでにカウンターのデザインも今までとは変えてみようかと考え、ネット上にあるいろいろなカウンター用の数字画像を物色。しかし、候補が増えるばかりでなかなか一つに決まらない。取り敢えず暫定的に、現在アップしている物を使ってみる事にはしたが、実は今のところ候補は7つもある。(←単に優柔不断とも言う)

このカウンターのプログラムは画像の変更には殆ど手間が掛からないので、7種類のカウンターを曜日に分けて日替わりで使うという手もあるのだが、なんだかそれも落ち着かない。

実は、この7つのバージョンは、チェック用に全てサーバ上へアップしてある。今、ご覧になっているブラウザのアドレスバーには、このサイトのアドレス、http://vts-sekine.com/mac.htmlが表示されている事と思うが、例えば2つ目のバージョンは、この最後の部分をmac2.htmlとしたファイルに置かれ、3つ目のバージョンはmac3.html、4つ目はmac4.html、…、と、mac7.htmlまである。

もちろん、このページ以外の、mac2.html〜mac7.htmlは単にチェック用に過ぎないため近いうちに撤去してしまうつもりだ。もし興味のある方は今のうちにどうぞ。ご覧になった方には、どれが良いと思ったかなど感想を聞けたら尚嬉しいです。
[後述] 今回設置したカウンターは、Internet Explorer 5 for Macではうまく表示されない場合がある事を確認しました。現在、原因を調査中です。SafariやNetscapeでは問題無く動作します。

[追加情報1] Mac OS X 10.4 Tigerのビルド、バージョン8A294が開発者に配布されました

[追加情報2] 2004年11月17日(水)から11月19日(金)までの3日間、日本コンベンションセンター(千葉・幕張メッセ)で開催される「2004年国際放送機器展(Inter BEE 2004)」にAppleが出展します

[追加情報3] 昨年9月頃から流布しはじめ、一時期下火になっていた、.EUドメインの先行登録を促すスパムメールが、ここへ来てまた増えつつあります。しかし、昨年5月末に.EUのレジストリとして選定されたEURidでは、今のところはまだ登録を受け付けておらず、現在登録できるかのように装っているサイトは全て詐欺サイトですのでご注意ください。因みに、.EUドメインの先願登録(一般)は2005年10〜11月頃から、また、公的機関や商標登録権者などに認められた優先登録期間(サンライズ期間)は2005年6〜7月頃から始まるとされています。詳細は、リンク先、2004年10月12日の記事をご参照ください。



サイト内検索付けました         11月5日(金) 2004
先週の日曜に、我がPowerMac G5が修理工場へ「ドナドナ」して行ってから早5日が過ぎた。前回の修理では僅か2日程で戻ってきたのだが、今回は症状が「一日に一回、しかも、寒い朝にしか出ない」という事もあってか、さすがに手間取っているらしい。

さて、手元にG5が無いからと言って嘆いていても仕方がないので、ここは今使える道具で出来る事をしよう。という訳で、サイト内検索窓を取付けてみた。また、検索窓下方にあるラジオボタンで「WWWを検索」にチェックを入れれば、通常の検索エンジンとして使う事も出来る。Powered by Google。

実は、以前から個人的に、このサイトは過去記事から情報を探すのが結構面倒なのではないか、と感じていたのだ。今までは、例えば私自身も、「前にGarageBandについて書いたのはいつ頃だったっけかな」と思った場合、まず一旦検索エンジンサイトへ飛んで、それからサイト名と調べたいキーワードを同時に、「Starmacks Cafe GarageBand」のように打ち込んで検索しなくてはならなかった。

また、アクセスログを見ると、多くの人が実にさまざまなキーワードを辿って、このサイトへやってくる事が分かる。私はログを見るたびに、この人達は欲しい情報にたどり着けたのだろうか、という事が気に掛かっていた。

今後は目的の情報を見つけるために、検索窓にキーワードを打ち込むだけで良い。検索結果をクリックしてもそのページのどこに目的の情報があるのかが判り辛い場合もあるが、そのときには、検索結果の「キャッシュ」をクリックすれば検索キーワードがハイライト表示されているので見つけやすい。これは通常のGoogle検索でも同様だが。

皆さんが、多少なりとも便利だと感じてくださるなら嬉しく思います。



Macでお目覚め              11月6日(土) 2004
今日、ようやく我がPowerMac G5が戻ってきた。修理記録票によると、今回もロジックボード交換との事。しかも、実は戻ってきて早々、一度だけではあるが少し怪しい動きをしたのだ。

まあここはもうApple Careに加入し、肝を座らせて、万が一また”怪しい動き”が頻発するようなら修理に出せば良い、位の気持ちでいる方が精神衛生上良いだろう。それに、案外、どっしり構えていればMacもスネないものかもしれない。

さて、せっかくG5が戻ってきたのだから、もっと楽しい話をしようと思う。私は以前、Macを目覚まし代わりに使っていた事があった。しかし、私が出先に泊まるときには自宅で勝手に起動したらまずいので、そのときに設定を解除し、また自宅へ戻ったときに設定し、などとやっているうちに、いつしか面倒になって、その設定自体をしなくなってしまっていた。

しかし、修理から戻ってきた愛機に信頼の意味も込めて、今夜、久しぶりにその設定をした。設定の仕方は簡単だ。まず、システム環境設定の「省エネルギー」パネルで「スケジュール」をクリックし、「コンピュータを起動」チェックボックスにチェックを入れ、曜日と時間を設定。次に「アカウント」パネルで「起動項目」をクリック。

すると、ログイン時に自動的に起動するプログラムのリストが現れるので、そこで+をクリックし、起動したいファイルを追加する。例えば、Macの起動と同時にお気に入りの曲が流れるようにしたいなら、再生したい曲の音楽ファイルを選択すれば良い。

因みに、iTunesに取り込んである曲のファイルは、デフォルトのままなら、ホームディレクトリ内で「ミュージック」→「iTunes」→「iTunes Music」と進んで行けば見つかる。

明日の朝7時、私のMacはスケジュール通りに起動し、自動的にiTunesを立ち上げ、Hall&OatesのPrivate Eyesで私を起こしてくれる筈だ。

[追加情報1] Mac OS X 10.3.6 Updateが利用できます。

[追加情報2] Apple Developer Connectionが、ADCサイト上で OS X v.10.4 Tiger用アプリケーション開発キット Tiger Early Start Kit for Developersを発売しています。価格は、プレリリースバージョン(β版)のMac OS X v10.4 Tigerと、Xcode 2.0が付いて$500。

[追加情報3] 当サイトオフ会についてのアンケートにご協力下さい。無茶庵(BBS)、またはメールにて受付中。詳細は、無茶庵(BBS)投稿ナンバー No.237をご覧下さい。


17.「ワークショップ三昧!」編へGO! 19.「イベントに参加!」編へGO!