Starmacks Cafe/ Topics of the Macintosh, and so on...

20.「出た出た出た〜!」編  

※バックナンバーの時間軸は上から下への流れになります。


Flashな証拠?               12月11日(土) 2004
フラッシュメモリタイプiPodが出そうだという情報とその根拠を、先月にもご紹介したが、いよいよパーツメーカーにも動きが出たようだ。CHINA DAILYによると、来年早々にも、フラッシュメモリチップをAppleへ納入開始する事を東芝が認めたという。

flash iPodの価格帯は$149-$199との事で、先月の”$200以下”という情報とも矛盾しない。ただ、年明けからのパーツ納入となると、来月10日からサンフランシスコにて行われるMacworld Expoにおいて、11日の基調講演での発表直後から販売、とはいかなくなる筈だ。

先月の情報だと、この12月から製造開始で来月から販売開始、との事だったので、その辺は多少情報にブレがあるが、まあ、この感じだとflash iPodの発表はかなり期待できそうだ。デザインと実際の販売価格にもよるが、flash iPodには私の物欲が刺激されそうな”危険な予感”なんである。

また、iPod miniに関する情報も多少入ってきている。どうやら来年の初め頃には現行の4GBから5GBへ容量がアップしそうだ。たかが1GB、されど1GB。1GBとは言っても、iPod miniにとっては25%もの容量アップである。実際には、現行4GBの内でフォーマットに使われている分も考慮すると、プラス1GBによる実質のアップ率はもっと大きくなる。

現在、Appleは売り上げの23%をiPodから得ているそうで、どうやらAppleは、今後益々ポータブルオーディオ関連に力を入れてきそうだ。

という訳で、来年も年明けすぐから楽しくなりそうな予感なんである。

[追加情報] 開発者に向けて、TigerのBuild 8A323が配布されました

[追加情報2] 来年1月のMacworld Expoで、2.3GHzと2.5GHzのXserveが発表されそうです。



ドライブ全消去              12月15日(水) 2004
いらなくなったHDDを売ったり廃棄したりする際によく問題となるのは、今までそのドライブに入っていたデータである。通常、普通にデータを消去しただけでは、そのデータのインデックス情報が消し去られただけに過ぎず、専用のユーティリティを用いる事で復元が可能だ。

そのために、重要なデータが入っていたHDDを廃棄する際には十分注意が必要となる。HDDを分解して中のディスクを取り出し、ハンマーで叩き割るのが一番確実な方法だと言う人もいるが、いちいちそれをやるのも面倒だし、廃棄する場合はともかく中古で販売するつもりならそれもできない。

そこで、HDDから重要なデータを盗まれないために、無意味なデータでドライブ全体を上書きしてしまうという方法が考え出された。実際に、そのためのソフトウェアも存在するし、その作業を代行してくれる業者も存在しているようだ。

ところで、Panther純正のディスクユーティリティには、無意味なデータでドライブ全体を上書きをする、という機能が最初から付いているのをご存知だろうか。つまり、Pantherを使用しているなら、HDDから重要なデータを消去するために何も特別なソフトウェアはいらないし、ましてや業者に頼む必要もないという事だ。

その機能を使うには、まずディスクユーティリティを立ち上げて、データ消去したいドライブを選択、右側のウインドウで「消去」タブをクリックし、「オプション」をクリックする。すると「消去オプション」タブが現れるので、そこでランダム8回書き込みフォーマットのチェックボックスにチェックを入れて「OK」をクリックする。

因みに、この消去オプションは起動中のシステムドライブには使えないので、現在起動しているドライブを消去したい場合には、一旦、別のドライブにシステムを入れておいて、そちらからMacを起動しなおしてから作業をしなくてはならない。

ところで、消去オプションには「ランダム8回書き込みフォーマット」の他にも、「全データを0にする」というものが存在する。しかし、こちらは「読み取り装置が十分に好感度だった場合は0が書き込まれる以前のデータを読み取り可能」との事なので、消去のための時間はより多くかかるが「ランダム8回」の方が確実といえる。

[追加情報] iCal 1.5.5が利用できます。

[追加情報2] OS X 10.3.7アップデータが今週中にリリースされるかもしれません。

[追加情報3] 東芝が1.8"/80GBのHDDを2005年四半期の第三期に出荷すると発表しました。これに伴い、2005年後半にはiPodの容量が80GBになりそうです。



雉も鳴かずば?              12月19日(日) 2004
12月13日付けでAppleが、被疑者不明のまま不特定多数の人々に対して訴えを起こした。訴訟理由は「Web上に、未発表Apple製品の情報の詳細を漏らしたため」という。そして、この『未発表Apple製品』とはどうやら、先日もご紹介したFlash iPodの事のようなのだ。

しかし、Appleも、ここであえて騒ぎ立てしなければFlash iPodも単なる噂に過ぎなかったのに、訴訟騒ぎなぞ起こせば、その情報が正しいと自ら認めるようなものなのではないだろうか。「雉(キジ)も鳴かずば撃たれまい」の言葉通り、騒ぐ事で逆に、情報の信憑性を高めてしまっているのではないだろうか。

だが、穿った見方をすれば、「Appleが情報操作のために、わざと関係無い情報に反応して見せている」と考えることもできるかもしれない。iMac G5発表の前にも、Appleは敢えてiMac G5とは関係ない「筐体発光技術」の特許を取得し、(意図的に行った訳ではないかもしれないが)一部の情報サイトを煙に巻いている。

だが、全体的な流れを見ると、私にはどうも、Appleが情報操作のために騒いでいるようには思えない。どちらにしても、真実は来月11日に明らかになる筈だ。それまではあれこれ憶測して楽しむ事にしたい。

[追記] the Mac Observerは、”未発表Apple製品”とはFlash iPodではなく、 "Asteroid" または "Q97"と呼ばれる、GarageBand用インターフェースの事であると伝えています。

[追加情報] OS X v.10.3.7が利用できます。

[追加情報2] Appleはどうやら、5GB iPod miniの生産を開始したようです。

[追加情報3] iTMSのダウンロード販売曲数が2億曲を越えました。(この5ヶ月で1億曲を販売)



年賀状作成完了!            12月21日(火) 2004
昨年は、Word v.X for Macを使って年賀状の宛名印刷を行ったのだが、今年は面倒を避けて、専用ソフトを利用した。使用したソフトは宛名職人 ver.12。

今年もそろそろ年賀状を作ろうかと考えていた矢先、.macの利用者に向けた情報メール、.mac connectionが届いた。それによると、.macメンバーならば、宛名職人の最新バージョン、ver.12が税込み3,595円でゲットできるという。しかも.macサイト上の説明によると、この価格であってもフォント数の少ない通常のダウンロード版ではなく、フルバージョンのようだ。

渡りに船とばかりに、早速ダウンロード購入。住所録カードに必要なアドレスを打ち込んで、ハガキ用のテスト用紙で印刷。結果は、”ただ打ち込んで印刷しただけ”なのに、印刷位置の微調整さえも全く必要が無かった。おや?二桁の番地に対して、アラビア数字が2つ、縦に並んでしまっているぞ?いやいや、それも「宛名レイアウトの初期設定」で、「組み数字に変換」にチェックを入れるだけで修正完了。

とにかく修正や調整の必要が殆ど無く、非常に簡単に感じられた。さすがに専用ソフトのパワーを実感。MS Officeなどはやはり、1バイト文字文化で開発されたソフトウェアなのだ。数字とハイフンが混じって表記される日本の住所を縦書き印刷する場合、日本で開発された、専用の宛名印刷ソフトには遠く及ばない。

昨年、Word v.Xの「ハガキ宛名ウィザード」で宛名印刷をしたときは、縦書き印刷の設定で”数字を寝かさずハイフンは立てる”ために思考錯誤とテスト印刷を繰り返さなくてはならなかった。結局そのときは、数字を全角で、ハイフンを半角で打ち込む事で一応の解決を見たのだが、正直、かなり手間の掛かる作業だった。

それに比べて、今回のラクだったこと。殆ど何もする必要が無かった。改めて、Word v.Xの「ハガキ宛名ウィザード」等は”日本語の住所の縦書き印刷も、その気になればできない事ないですよ”くらいなスタンスである事を思い知らされた。やはり、”餅は餅屋”なんである。

ところで、宛名職人 ver.12にはiPodとシンクロさせたりQRコードを作成したりする機能もあるとの事なので、操作が簡単なばかりでなく、使い込んで行けば、さらにいろいろと楽しい事もできそうだ。

年賀状の文面の方は、市販の素材集をPhotoshopでちょいちょいと加工して作成。これで今年も、安心して年の瀬を迎える事ができるのである。

[追加情報] the Mac Observerは、Appleによる訴訟の原因となっている”未発表Apple製品”とはFlash iPodではなく、 "Asteroid" または "Q97"と呼ばれる、GarageBand用インターフェースの事であると伝えています。



手帳準備も完了!            12月26日(日) 2004
皆さんは毎年、どのような手帳を使われているだろうか。PDAや電子手帳を使用されている方や、やはりシステム手帳でなければ、という方、または会社や学校で配られる手帳で十分という方も居れば、ブランド手帳や大手文具店オリジナル手帳に拘る方、等、さまざまいらっしゃると思う。そしてもちろん、どれが正解という事も無い。

使う人自身のライフスタイルに合わせ、自分にとって使いやすいタイプを選べば良いのだが、いろいろあるので迷うところでもある。で、私自身はローテクの紙の手帳を毎年使っている。

基本的には、情報やスケジュールの管理はMacで行っているし、持ち出す必要のあるデータはシンプルテキスト形式にしてiPodのNotesフォルダに放り込み、iPodの画面でも見られるようにはしてあるが、それらデータのインデックスとして、またアイデアやちょっとした思いつきのリマインダーとして、私は紙の手帳を使っている。

そして、私は毎年、年の瀬も近づく頃になると来年の手帳を物色し始める。これがまた、結構楽しい作業だったりもする。二年連続で同じタイプの手帳を使う事もあるが、三年連続はまず無い。同じタイプを使い続けるよりも、個人的には気分が新たになって良いような気がしている。これは単に飽きっぽいとも言うかもしれない。

今まで、いろいろな手帳を使って来たが、それぞれに一長一短があった。自分にとっての”究極の手帳”が見つかれば毎年それに固定する事もあり得るが、毎年、周りの状況や自分自身のライフスタイルも微妙に変化するので、今後もこの”手帳の選択”という楽しい年末行事は続きそうだ。

因みに、今まで私が使ってきた手帳は、鉛筆の付属した、ただのメモ帳のような物や、ポケットサイズのシステム手帳、某有名馬具メーカーH社のポケット手帳など様々だ。15年程前には当時流行っていた電子手帳(PDAではない)を使っていた事もある。

一貫性は殆ど無いが、敢えて言えば「携帯性」だろうか。昔、バイブルサイズのシステム手帳に手を出した事もあったにはあったが、それはあまり持ち歩く事が無かったように記憶している。

さて、今回、私が来年に向けて選んだ手帳は、糸井重里氏プロデュースの「ほぼ日手帳」。これは「ほぼ日刊イトイ新聞」のスタッフが開発した手帳である。選択理由は「楽しそうだから」。例年、この「ほぼ日手帳」はネット販売でしか入手できなかったが、今年はLoftでも取り扱っている。

手帳に自分の予定や記録、アイデア、ビジョンなどを書き込んでいくと、一年が終わる頃には自分だけの記録とアイデア集が出来上がる。寝る前にパラパラめくってビジョンを確認すれば、自分自身の現在位置を確認するアイテムにもなる。こんなローテクの手帳は、ちょっと秘密の匂いもしてワクワクするのである。

[追加情報] Appleは、開発者に配布されているOS X v.10.4 Tigerのプレリリースバージョンをインターネット上のファイル交換サイトへ置いたとして、三人の開発者を告訴しました。

[追加情報2] 開発者に向けて、OS X v.10.4 Tiger Server のビルド、8A325が配布されました



おめでとうございます!         1月1日(土) 2005
いよいよ2005年が幕を開けた。そして、今月10日からサンフランシスコにて開催されるMacworldを皮切りに、Appleは今年も我々を何かと楽しませてくれそうな予感なんである。

まず、Macworldでは、予てより噂のFlash iPod発表の他にも、個人的に面白そうだと感じているハードウェアの情報がある。それは”画面の無いiMac”とも取れるような、廉価版Macだ。予想されている価格はなんと$499。Apple USでのiPod Photo 40GBと同じ値段だ。(Maxで$600という情報も)

そのスペックは、1.25GHz/G4、256MBのRAM、40GB 〜 80GBのHDD、コンボドライブ、USB 2.0、Firewire 400、10/100Base-T Ethernet、AirMac Extremeがサポートされ、AppleWorksとiDVD無しバージョンのiLifeも付属する。

これは、デスクトップのMacとしては一世代前のスペックだし、iPodを愛用しているWindowsユーザをターゲットにした入門マシンである事は明らかだが、個人的には$499(約5万円)という価格以外に、そのサイズにも惹かれるものがあるのだ。なんと厚さが僅か1.73inch(4.4cm弱)で、Xserveと酷似した外観だという。

こういうロースペックマシンは発熱も少なく安定している筈なので、例えば、この安価で省スペースなMacを使ってちょっとした自宅サーバを構築したり、リビングでサブマシンとして利用したり、などというのも楽しそうだ。

他に、今年中にリリースされそうなハードウェアで個人的に注目したいのは、やはりPowerBookだ。果たしてG5化されるのか、それともDual CoreのG4搭載となるのか…!?

また、ソフトウェアの方も、iLife '05、Keynote2、Asteroid、iWork '05(コードネーム"Suger")等、楽しそうな物がどんどんやってくる。そうそう、OS X v.10.4 Tigerも、もちろん忘れてはならない。あとはiTMS Japanがどうなるかも非常に興味があるところだ。

という訳で、今年も楽しくなりそうなんである。では本年も宜しくお願いいたします。今年も一緒に楽しみましょう。

[追加情報] 米国時間1月4日(火)、Xserveのアップデート、Xsanのリリース、そしてシネマディスプレイの大幅な値下げがありそうです。



Macworld 迫る!              1月7日(金) 2005
米国時間1月10日より開催されるMacworld San Franciscoに先駆け、Xsanのリリース、Xserveのクロックアップ、Cinema Display及びPowerMac、iMac、iBookの価格改定があった。ただし、Xserveとディスプレイ以外の価格改定は日本のみで、これによって、例えば12inchモデルのiBookは税込み¥115,290(本体価格¥109,800)とApple USでの価格($999)により近づいた。 

また、ATIは今月5日のプレスリリースで、30 inch Cinema HD Displayもサポートする高性能グラフィックカード、RADEON X800 XT Mac Editionを発表した。Dual-link DVIポートとADCポートをそれぞれ一つずつ持ち、bus形状はPCI-Express、ではなくて現行のPowerMac G5に合わせたAGP-8X

価格は$499。Macworldの期間中11日から14日の間、ATIのブースで展示される。尚、このカードはPowerMac G4ではサポートされない。

また、Flash iPodに関する追加情報もある。サムソン製の1GBモジュールを1つまたは2つ搭載し、容量は最大でなんと2GB。価格は1GBのものが$149で、2GBの方でも$199になりそうだという。2GBのフラッシュメモリ搭載で$199というのはえらく安いような気もするけれど、どうなのだろうか。同時にiPod miniは5GBに容量アップしそうだ。

iPod miniが価格据え置きだとするとこちらは$249。日本では税込み¥28,140で売られている。これを考慮するとFlash iPodは2GBモデルで税込み¥23,000弱といったところだろうか。

HDDを使わないFlash iPodはバッテリーの持ちも良いだろうし、サイズも小さくできて、また耐衝撃性は段違いだろう。HDDタイプに比べての容量の小ささから来る、曲の出し入れという面倒さを差し引いても、個人的にはかなり魅力的に映る。

Appleの事だ、デザインも期待できる筈。これはまた”ワンクリック症”を抑えるのが大変そうだ。”大変そうだ”と言いつつも口元はニヤけてしまうのだが。

全体の流れを見ても、前回の記事でご紹介した情報も、今回の情報も、信憑性は高いように思える。さて、実際のところはどうなるか、ジョブズによる11日(日本時間12日)の基調講演までのお楽しみなんである。

[追加情報] Macworld SF 2005の基調講演は、リアルタイムでの中継はされない模様です。

[追加情報2] Hitachi Global Storage Technologies (HGST)はiPod miniに使用されている1inchマイクロドライブの容量を2005年中に少なくとも2倍(8〜10GB)にすると発表しました。



出た出た出た〜!             1月12日(水) 2005
えーと、どの話題から触れるべきか…、今回のMacworldは盛り沢山だったので嬉しい悲鳴、である。で、まず、Mac mini、ラブリ〜なんである。前情報では、Xserveに”酷似”との事だったが、外見的にはその薄さ以外、Xserveと似たところは見あたらない。

だが、Xserveに似ていようが似ていまいが、このMac miniのラブリーさ加減の前にはどうでも良い事のように思える。これがMac!?しかもMaxでG4/1.42GHzを搭載していながらにしてあのサイズ。設置面積はポータブルCDプレーヤー並と言っても決して大袈裟では無いかもしれない。

そして、Mac miniはその価格設定がまたラブリーなんである。1.25GHzのものが税込み¥58,590 、1.42GHz搭載機でも¥70,140。こんな時代が来るなんて誰が想像しただろうか。あの”伝説の”(?)G4 Cubeとほぼ設置面積が同じで1/4程度の厚み、クロックスピードはMaxで約3倍、価格は約1/3。(あ、でもキーボードは別売りか)

iPod shuffleについては、噂の2GBバージョンは出なかったが、512MBと1GBのラインナップ。価格は情報通り1GBの物が$149で、512MBの方はなんと$99。Apple Japanではそれぞれ¥16,980と¥10,980の価格が付けられている。

デザインは、まんまリモコンか。重さは僅か22g。ちょうど、USBフラッシュメモリにプレーヤ機能を付けただけ、といった風情。私はこういうシンプルなの、嫌いじゃない、嫌いじゃないですよ、うん。ただ、液晶パネルが無い事を考えると、あまり沢山の曲が入っていても、私は混乱するかもしれない。シャッフル演奏にしておけばそれも気にならないけれど。ん、そうか、だからiPod shuffule。なるほど。

他にはiLife '05、Final Cut Express HD、iWork等のリリース。これらもほぼ、情報通り。iWorkは¥8,190でKeynote2とPagesが同梱されているのでかなりお得感がある。(以前はKeynote単体で、税込み¥13,440)ところでiPod miniは今回5GBにはならなかったようだ。こちらは近日中に期待か。

という感じで、ざっと新製品を見渡してみたが、どれもみな楽しそうなんである。基調講演の様子は、早くもQuickTimeストリーミングで見る事ができる。だがまだQTの回線が混んでいて、私も先ほど見ようとしたのだが途中で何度も止まってしまったので、これは週末の楽しみに取っておく事にしよう。いや、週末はかえって混むかな。

[追加情報] iTunes 4.7.1が利用できます。(iPod shuffleに対応)

[追加情報2] 12日夜になって基調講演のQTストリーミング回線も比較的空いてきたようです。

[追加情報3] Allume Systems社のアップデート確認用のサーバがダウンしている影響で、現在、StuffIt Expander をはじめとする Allume Systems 社製品の起動時トラブルが発生しています。これらは「バージョン確認」のチェック項目をオフにすることで解決できます。詳細はこちら



一気にiBookもG5!?            1月18日(火) 2005
来年の事を言うと鬼が笑うと言うけれど、もう2005年になった事だし6月の話をしてもバチは当たるまい…。で、何がどうしたかというと、iBook G5化の情報が有るんである。”えっ、PowerBookじゃなくてiBook!?”という声が聞こえてきそうだが、私のミスタイプではなく、本当にiBookらしい。

DigitalTimesによると情報元は台湾の製造請負業者。リンクの記事に関しては、見出しも内容も、途中までは、”台湾の会社がMac miniとiPod shuffleの生産を請け負っている”といった、どうという事のない話だ。ところが、最後の3行に、”それ”がさりげなく書かれている。

それはあたかも、昔のジョブズが基調講演で行った”例の手法”のように。「そうそう、忘れていたけど、もう一つ大事な発表があったんだ」っていう、アレである。そこにはこうある。「Asustek社はAppleに向け、iBook G5を2005年第2四半期に出荷開始する」

さらに、その下の表を見るとiBook G5の他、PowerBook G5についての記述も見られる。どうやら、どちらも出荷時期は今年の第2四半期のようだ。出荷予定台数はそれぞれ、iBook G5が年間130万〜150万台、PowerBook G5が月産3万〜5万台、とある。

さて、これは実際にありそうな話なのか?真相はそのときになってみない事には判らない。判らないが、個人的にはありそうな事のように思える。iBook G4が、現在ちょっと異常な程割安に感じるのだが、これも、iBookをG5化するための布石であると考えれば納得できる。

また、PowerBookとの差別化に関しては、現行のラインナップでしているように、クロック数やグラフィックカードに差を付ける事で行う事も可能だ。これはあくまでも私の予想だが、iBookよりもPowerBookの方を僅かに早い時期にG5化し、6月下旬にiBookもG5化する、という事も考えられるように思う。

6月、6月下旬…。そう、WWDC(Worldwide Developers Conference)の時期だ。これによって、ジョブズはモバイルMac系のG5化への移行を完了させるつもりなのか!?真相や、いかに。



えっ、3月!?                1月20日(木) 2005
前回の記事で、『PowerBook G5とiBook G5が「第2四半期」に登場する可能性』についての情報をご紹介し、私はそれを「6月下旬」と書いたが、どうやらこれは「3月下旬」の誤りのようだ。というのも、Appleでは「第1四半期」の期間を”前年の9月末から12月末の3ヶ月間”としていることから、「第2四半期」が12月末から3月末に相当するためだ。

つまり、例えば「2005年度第1四半期」というと、2005年、ではなくて2004年の9月末から12月末までを差す事になるらしい。何故こんな判りにくい表記をするのだろうか。米国で一番商品が売れるクリスマスの時期を”第1四半期”とするためか。

「私が経済の話に疎いだけで、もしかしたら経済界では9月末から12月末を第一四半期とするのが普通なのだろうか?」といった疑問が頭をもたげてきたので調べてみたが、そういう話でも無いらしい。確かにAppleと同じ期間を第1四半期とする企業は多いが、そうで無いところもまた多い。

例えばAMDソニー・エリクソン等、多くの企業はAppleの第1四半期に相当する期間を「第4四半期」としているし、PalmOneは5月下旬から8月下旬を「第1四半期」と呼ぶらしい。結局は、その企業にとって都合の良いように、「第1四半期」は決められているようだ。

というわけで話を戻すと、Appleにとっての第2四半期は3月末までという事だ。6月末と書いた事に関し、ここに謹んで訂正とお詫びを申し上げます。

さて、すると、PowerBook G5の登場や、さらにはiBookまでもがG5化するのが、今から僅か二ヶ月程先の3月末の話!?これは、さすがにどうだろうか?しかし、最近のAppleはMac miniや、iPod shuffle等で我々を驚かせてくれている。さらにここで”もう一声”あっても不思議は無いか?

真相やいかに。



DVDのバックアップ           1月24日(月) 2005
先日、iMac G5ユーザである大学時代の友人が、「自分の持っている市販DVDのバックアップを取りたいけれど、Macでできるのか」と訊いてきた。私は「”Macであっても”できるのか」的な質問をされると燃えるタチなので、大威張りで「できる」と答えた。

もちろん、それは技術的にはできる、という事であって、バックアップを取る際、CSSプロテクト等のコピー防止機能を解除することは日本の法律では認められていない。一般に、市販のDVDはCSSプロテクトが掛かっているため、つまりは自分の購入した物であってもバックアップは取れない事になってしまう。

ところが一方で、それら著作物に関して、自分用のバックアップを取る事は別の法律で保証されている。二つの別々の法律が、互いに対し矛盾して存在しているのだ。今後の改善を期待したい。

さて、その友人は奇しくも特許関連の仕事をしている。だから取り敢えず「この男はCSSプロテクトの解除はしない筈」、という事にして、リッピング可能なフリーウェアをいくつか紹介した。紹介した手前自分でも試してみようと思い立ち、私も二つ程、フリーウェアをダウンロードしてみた。

余談だが、CSS解除の可能なフリーウェアが何故ネット上で大手を振って存在していられるかというと、ドイツやフランスなど、CSSプロテクトの解除が違法では無い国がいくつもあるためだ。それらの国々では、個人使用におけるバックアップの権利が、法律上も、また実質上も、正当に保護されている。

以前はそれらの事を意識してか、リッピングウェアのダウンロードサイトへ行き着くまでには、いくつかドイツ語やフランス語での質問をクリアしなくてはならなかったのだが、最近は普通に英語のサイトからダウンロードが可能だ。

で、私がダウンロードしてみたのがDVDBackupOSEx。ところがダウンロードしてみると、これがどちらも動かない。Pantherでは動かないのか、はたまた別の問題があるのか?グーグルで検索してみると、海外の掲示板で、ある情報がヒットした。

過去にもStufflt Expanderのバージョンによっては、これのらフリーウェアが正しく展開(解凍)されなかった事があったのだ。OS X版の古いバージョンのStuffltを私は持っていないし、最新版の8.0.2で正しく展開されないという事は、もしかすると意図的にリッピングウェアを展開しないようにしている可能性すらある。

そこで思いついた。”クラッシック環境だ!”。これを思いついたとき、私の頭の中で、ドラえもんが道具を出したときのような効果音が鳴り響いた。OS 9用アプリケーションの中にAladdin Drop Expander 5.5Jがあるではないか。ところがやってみると、こちらで展開したリッピングウェアも全く動作しない。

で、結論だが、展開だけWindowsマシンに頼った。ちょっと悔しい気がしないでもなかったが、背に腹は代えられない。これらのリッピングウェアは.sitの拡張子を持つStuffltの形式で圧縮されている。通常、sitの拡張子を持つ圧縮ファイルはWindows機では展開できないが、唯一、Windowsマシンでもsitを展開できるアプリケーションがある。

それはAladdin System社のAladdin Expander。Aladdin Systemは、言わずと知れたStuffltを作っている会社だ。私はLANで繋がっているWindows機に、このAladdin Expanderをダウンロードして、sitの拡張子を持つリッピングウェアの圧縮ファイルをWin側で解凍、そして展開されたものをMacへ戻した。

すると、DVDBackup、OSExのどちらもちゃんと起動し、使用する事ができた。ハードディスクに書き出したDVDのファイルは、OS X付属のDVDプレーヤで、「ファイル→VIDEO_TSフォルダを開く」から、書き出されたVIDEO_TSフォルダを指定してやれば、そのまま視聴することができる。

私も試しに自分の所有するDVD(CSSプロテクトなし)のバックアップをやってみた。今回使ったソフトウェアは"DVDBackup"。注意点としては、リッピングウェアを使用する前にバックアップしたいDVDを"DVDプレーヤ"等の再生ソフトで一旦再生(一瞬で良い)し、OS側にDVDソフトを認識させておく必要があるという事くらいで、あとは何の手間もいらない。

尚、この方法でCSSプロテクトの掛かっているDVDソフトのバックアップも可能だが、現在の日本では法的にNGである事を強調しておく。”日本国内での使用において”、もし”間違えて”、「CSS暗号化を除去」チェックボックスや「地域コード(リージョンコード)を変更」にチェックを入れたままリッピングを行ってしまった場合、それは違法行為となる。

という訳で、これらリッピングソフトは、あくまでも自己責任でご使用ください。


"DVDBackup"の操作画面。シンプルで、ほとんど何もする必要が無い。(この手のソフトでOS Xのマルチランゲージが適応されるのはちょっとびっくり)
※画像をクリックすると大きくなります。

[追加情報] macnewsが、二週間以内にPowerBookのアップデートがあると伝えています。ただし、CPUはG4のままで、クロックは最高1.67GHz、12inchモデルでは最高1.5GHzとのこと。グラフィックカードはMobility Radeon X700が搭載される見込み。また、macnewsの情報源は、「PowerBookのG5化は夏の終わり頃までない」と言っているようです。う〜ん。

[追加情報2] macnewsの情報に加えて、Think SecretがNew PowerBook G4の発表時期を米国時間の明日、1月25日から、遅くとも2月2日までの間にあると伝えています。(Think SecretによるPowerBookのスペック情報もmacnewsのものと全く同一)また、2月上旬にもiPod miniの容量が5GBになりそうだとの事です。

[追加情報3] MacShrineがOS X v.10.4 Tiger build 8A351からのスクリーンショット45枚を掲載しています。



PowerBookアップデート!       1月31日(月) 2005
PowerBookが昨年4月から約9ヶ月ぶりにアップデートした。今回ビンゴだったのはmacnewsThink Secretの情報で、基本的には少しのクロックアップに留まった。ウリの機能としては「緊急モーションセンサー」か。これは落下などを検知するとすぐにHDDをオフにし、読み取りヘッドを浮かして読み取り面を保護するという機能。

しかしながら、長い沈黙の後でのPowerBookアップデートにしては物足りない感じが否めない。G5搭載説G4 Dualコア説等もあった中で、一番”普通”で、驚きの無い情報が当たりだったということか。

とは言っても、これはもちろんAppleにとって、”ステップ”に過ぎないだろう。今回AppleがPowerBookを9ヶ月もの間アップデートさせなかった(できなかった)理由としては、恐らくG5やDualコアG4の搭載を模索していた、というのがあったのだろうと私は思う。ところが、いつものように”熱”問題か、チップの歩留まりの問題か何かがあって搭載を見送ったのではないだろうか。

そのため、Appleサイト内でも、”今回PowerBookをG5化できなかった名残”があったのかもしれない。例えば"The Register"によると、Apple USでのPowerBookのページソースに以下のようなコードが書き込まれていたという。

<!--BEGIN AVENUE A-->

<IMG HEIGHT="1" WIDTH="1" SRC="http://switch.atdmt.com/action/apple_g5_powerbook">

<!--END AVENUE A-->

Avenue Aというのはシアトルに拠点を置くaQuantive社マーケティング部門の名称で、また、これはどうみてもマーケティング用にPowerBookページに置いたカウンターコードだ。私もこの記事を読んで直ぐにApple USのPowerBookページを確認したが、しかし、すでにコードはg5からg4へ修正された後だった。

The Registerによると、その記事を掲載して1時間もしないうちに、コードが"g5"から"g4"へ修正されてしまった、との事だが、そのときのスクリーンショットは残っている。もちろん、これは単なるミスタイプだったとも考えられるが、今回、PowerBookをG5化するつもりだった名残という可能性も全くゼロとは言い切れないのではないだろうか。

どちらにしても、”長い沈黙”の後の比較的小規模なクロックアップという今回のPowerBookアップデートには、物足りなさを禁じ得ない。次回、WWDC辺りにでも期待したい。



iPodの曲データバックアップ      2月9日(水) 2005

ちょっと前の話で恐縮だが、先週の日曜日、私は久しぶりに(でもないかも)Apple Store Ginzaへ出没した。目的はもちろん、Mac miniとiPod shuffleの実物を見ること。そして、店内に入ると直ぐ、中央やや奥寄りにMac miniを発見、その小ささを再確認した。だが一方、iPod shuffleの方はどこにも見当たらない。1階から4階までの全フロアを順に登って行きながら見てみたが、在庫どころか展示さえされていないようだった。

そこで、4階まで来たところでスタッフに訊いてみた。すると、現在はスタッフが携帯しているもの意外、いわゆる”展示”のiPod shuffleは無いとの事だった。しかも、iPod shuffleを携帯しているのは主に1階のスタッフだとの事。そこでまた1階へ戻り、スタッフを掴まえてようやく実物を見ることができた。

感想は、うーん、ビックリの薄型、ミニサイズ。音も聴いてみたがオリジナルのiPodと遜色ない。かつあの低価格。機能的にはHDDタイプのiPodに遠く及ばないが、あのサイズなら手帳カバーやシステム手帳のポケットにも入りそうで、”どこにでも気軽に連れて行ける”感全開だ。

さて、これで、大容量HDDタイプからフラッシュメモリタイプのshuffleまでのiPodファミリーが出揃い、Appleは、ほぼ全てのポータブルMP3ユーザーの需要をカバーできるラインナップを持つに到った。iPodは今後益々、我々iPodユーザの生活に融け込み、音楽プレーヤとしての範疇を越えた利用法や機能が模索されて行くだろう。

実際、すでに音楽プレーヤとしてだけでなく、ポータブルHDDとしてデータの持ち運びやバックアップにもiPodを利用しているという人は多い事と思う。

ここで、以前、友人から、ある質問をされた事を思い出した。「iPodに入っている曲データって、Macから見えないじゃない?なんかの原因でMacのHDDが故障したときにiPodに入っている曲を載せ換えたHDDに戻せないの?」とかなんとか。

で、結論。できます。しかし、またもや著作権絡みだかなんかで、Appleはそれをさせたくないようだ。その証拠に、以前はiPodからMacに曲データを戻すフリーウェアが存在していたが、(Appleからの)圧力で公開が禁じられてしまった。確かに、他人のコンピュータにその曲データを戻したら問題かもしれない。しかし、自分用のバックアップとしてなら良い筈だ。

今現在はどうなのだろうか。私は知らないが、そのようなツールがネット上のどこかで復活している可能性はある。だが実は、OS Xの標準機能だけでiPodの曲データをMacに戻す事が可能だ。そう、お察しの通り、ターミナルを使えば、そんな事は雑作もない。(ターミナルの基本的な使い方に関してはこちら

そこで実際にやってみた。iPodをマウントし、ターミナルを立ち上げて、ls -aと打ち、スペースを一つ空けてからマウントされているiPodをターミナルにドラグしてリターン。すると、見える見える、Finder上からは見えない沢山のフォルダが見える。この中の"iPod_Control"というフォルダが怪しそうだ。

そう、実は、この"iPod_Control"の中の、"Music"というフォルダに音楽データが全て入っている。これをcpコマンドやdittoコマンドを使ってコピーするだけだ。

ところで、iPodからのコピーには、cpコマンドに-rオプションを付けて実行してやれば十分なのだが、沢山の曲データがiPodに入っている場合コピーに時間がかかり、その間、ちゃんとコピーされている最中であるのか多少不安になる、という事もあるかもしれない。その場合はdittoコマンドに-Vオプションを付けて実行すれば途中経過が逐一ターミナル上に表示されるので安心だ。(cpコマンドについてはこちら。dittoコマンドについてはこちら

私は今回、dittoコマンドを使ってコピーしてみたが、dittoコマンドでは指定したフォルダの中身しかコピーされないので、予め空のフォルダを用意しておいてから、その中にコピーする必要がある。その点、cpコマンドならコピーを指定したフォルダごと複製するので面倒が無い。

さて、コピーされた音楽データをダブルクリックするとiTunesは再生を始める。ところが再生されている曲情報をiTunesのライブラリ上で見てみると、今回コピーした音楽データは参照しているだけで、実際に再生している音楽ファイルはホームディレクトリ(ユーザ名がついているフォルダ)内のものである事が分かる。

しかし、データサイズ的に言っても、今回コピーしたデータは”参照ファイルだけ”という事は無い筈だ。iPod内の、各々の音楽ファイルにオリジナルの音楽ファイルと結びつけるデータも入っているという事なのだろう。それを実証すべく、コピーしたデータをWinマシンに持って行って再生してみたところ、その曲は問題なく再生された。もちろんその際、Winマシンには入っていない曲を選んだ。

という事で、いざというときはiPodの中にある音楽ファイルをバックアップとして使う事ができる。だが、その位の機能はiTunesに付けてもバチは当たらないようにも思うのだけれど。もちろん、著作権は保護しながら。可能な気はするのだが、どうだろうか。

[追加情報] OS X 10.3.8が利用できます。

今回の全行程
只今コピー中


Tiger準備万全               2月15日(火) 2005

この春にもリリースが噂されているTigerことOS X v.10.4が、私はそろそろ楽しみなんである。Spotlight、Dashboard、Automator・・・、楽しそうな機能が盛り沢山。是非、使ってみたい。また、今年はもっと動画を楽しみたいと考えているので、より小さなファイルでより高画質な動画が楽しめるH.264コーデックにも私は密かに期待している。

で、どうせTigerをインストールするなら、個人的にはクリーンインストールといきたい。もちろんPantherは素晴らしいOSだが、長い間使っていると(というより、フリーウェアをあれこれ入れたり削除したりしていると)ちょっと”アレ?”という事も起きがちになってくる。もちろん”アレ?”を恐れていてはフリーウェアは楽しめないから、私はあまり気にしないのだが。

フリーウェアのせいかではないかもしれないが、最近、OSをv.10.3.7にした辺りからMailを立ち上げるのに時間が掛かるようになってしまった。毎回では無いのだが、ときどき偉く時間が掛かる事がある。Mailに保存されているメールが多すぎるのかとも考え、バックアップを取ってから保存メールの大部分を削除してみたが、それでも全く状態は変わらない。

これはv.10.3.8にアップデートしても改善されてはいない。また、v.10.3.8にしてから緊急排熱用のシロッコファンの回るタイミングがすごく早くなったように感じる。

とは言っても、自分にとって使い易いようにセットアップしてきた現在のPanther環境は、暫くの間温存しておきたい。Tigerでこれと同じ環境を作るのは時間も手間も掛かるだろうし、現在使っている全てのソフトウェアがTiger上でも問題なく動作する保証もないからだ。

そこで私は、(動画を多く扱う事も考慮に入れて)我がPowerMac G5の内蔵ドライブをもう一つ追加したんである。バルク品の使用も考えたが、Macは使用するパーツに関してデリケートな面もあるので、メーカーがPowerMac G5で動作保証をしているBUFFALOのHD-H250FSB/Uを購入した。

HD-H250FSB/Uの中身はMaxtorの6B250SO。MaxtorはMac純正のパーツとしても使われているので安心できる。因みに私のG5は、購入時にBTOでHDDを250GBにしてあるのだが、こちらはMaxtorの6Y250MOだ。

取り付けはものすごく簡単。PowerMac本体内のHDD冷却用ファンを固定してある板に取り付け用のネジがストックされているので、それをHDDの四隅に付けてから、HDDを取り付けるレールにスライドさせて奥まで入れるだけだ。

そうしてHDD本体を固定したら、HDDの取り付け版下辺りに遊んでいる二本のコネクタがあるので、それを差す。ただそれだけ。シリアルATAはマスター、スレーブの設定も何もいらない。ただ差す、それだけ。

取り付けたら次はフォーマットだが、今回、私はパーティションを切って、このHDDを二つに分けた。片方を少し小さめにしてTiger用。もう一方は動画用途等の”倉庫”として。

さて、これで内蔵HDDが250GB×2、外付けが120GB、の計0.62TB(テラバイト。1TB=1000GB)。うーん、夢のような広大さだ。(←以前もこのセリフを言った事があったような…)

これでTigerへの準備も万端整った。私は今、Tigerも動画も「♪ど〜んとこい〜、ま〜かしとけ〜」と、ちょっとジャイアンちっくな気分なんである。

[追加情報] WWDC 2005の日程が、米国時間の6月6日 - 6月10日に決まりました。

[追加情報2] 開発者へ向けて、OS X v.10.4 Tigerのビルド8A378が配布されました。


ドライブベイの構造を見るためにHDDを取り外してみたところ。

内部に増設HDD用のネジが4本ストックされているので、これを使用する。(写真左側)

HDDを増設したところ。これで内蔵HDDだけで0.5TB(テラバイト)に。

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