Starmacks Cafe/ Topics of the Macintosh, and so on...

最新バックナンバー  

※バックナンバーの時間軸は上から下への流れになります。


今夜、何かが起こる!?       2月28日(火) 2006

米国太平洋標準時の本日、午前十時(日本時間29日未明)より、クパティーノの Appleタウンホールビルディングにおいてメディアイベントが開催される。で、ここでどうやら新製品の発表がありそうなんである。情報によると、その新製品は"iPod Boombox"と"Intel Mac mini"の可能性が高そう。

iPod Boomboxに関して、「ワイヤレスオーディオストリーミング機能を搭載し、家庭でのプラグアンドプレイミュージックとして売り出される」とある。すると、これはFMトランスミッター内蔵iPodの事なのだろうか?しかし、「今までリリースされているどのApple製品とも、どのサードパーティーによる製品とも異なっている」らしいので、もっと凄い物を期待したくなる。

Boom"box"とあるから、受信側もセットになっていて、こちらは常に、家庭用のオーディオと接続しておき、帰宅したら、そのままホームオーディオからiPod で再生している曲が流れ出すとか?うーん、なんか、そんなのではつまらない。それなら、わざわざトランスミッターで曲を飛ばさなくても、単に、帰宅後、ホームオーディオの外部入力にiPodを接続すれば良いだけのようにも思う。電波で飛ばすより、そっちの方が音質も良い筈だし。

Appleの事だ、なにか、あっと驚くような事をやってくれると期待する。

さて、明日の朝起きたら何が出ているか。楽しみである。



おっと、反応が遅れたけれど    3月2日(木) 2006

皆さんも既にご存じの通り、先日のメディアイベントにて発表されたのは Intel Mac miniとiPod Hi-Fiであった。

で、この Intel Mac mini、Hardmac.comによると、今までのMac mini G4と比べてメモリ(SODIMM DDR2)へのアクセスが良くなっている他、なんとIntel CPUがソケットに刺さっている。なので将来的に、CPUを巷のパーツショップで購入してきて差し替える事も可能となりそうだ。

かつてAppleは(というよりジョブズは)、Mac内部へのユーザーのアクセスを嫌い、Macintosh 128k等には特殊工具でないと開けられない星形ネジを使用していたが、それとは比ぶべくもない寛容さではなかろうか。しかし、まあ、Intelを採用した時点で、事実上、改造解禁宣言をしたようなもの(!?)だったのかもしれないが。

さて、ところで iPod Boombox、は出なかったが、iPod Hi-Fiがリリースされた。個人的には、このiPod Hi-Fiにはあまり興味がそそられないのだが、しかし(いつものパターン通り)、実物を見たら意見が変わる可能性は大いにある。

筐体の質感と音質が良かったりした日にはガーンとショックを受けて、妻への購入の言い訳を考えながら、フラフラとレジにカードを差し出さないとも限らない、かもしれないんである。くわばらくわばら。



入院中の事など (2)         3月9日(木) 2006

その日、私は事故現場から病院までの僅か200m程を救急車で搬送されたのだが、足の方はと言えば、その間も、ほんの少しの振動で激痛が走るのだった。救急専用口から病院へ入ると、すぐにレントゲン室へ。救急隊の方に足を固定していてもらい、なんとかレントゲンフィルムの入った板を右足の下へ入れ、撮影した。

それにしても、このときは救急隊の方々に本当にお世話になった。彼らの迅速かつ適切なサポートがなかったら、折れた骨が内側から皮膚を突き破らないとも限らなかったのだ。また仮に、そこまではならなかったとしても、彼らのおかげで足の内部からの損傷が必要最小限度に保たれたと断言できる。レントゲン台の上で激痛が走ったときにも、彼らが私の足を適切な方向へ引っ張り、撮影中も彼らの腕で足を固定し続けていてくれたために、痛みが最小限度に抑えられたのだ。この場を借りて、救急隊の方々に心よりの御礼を申し上げます。ありがとうございました。

さて、できあがったレントゲン写真を見ると、果たして、大腿骨がポッキリと折れていた。しかも折れた骨が太股の中でX状に交差して、足の内側から突ついている。人間の筋肉というものは、骨が無い状態では勝手にどんどん縮まろうとする。その縮まろうとする力には個人差があるが、太股では通常、女性で4〜5kg程度、男性は6〜8kg程度だそうだ。が、私の場合は昔運動をしていた事もあって、縮まろうとする力は12kgにも及んだ。

痛いはずである。斜めの切り口で折れた中空の骨(斜めに切ったストローの先っちょを想像してください)が、内側から12kgの力でグリグリとやっていたのだから。その後、救急処置室へ運ばれると、その日の当直で、後に私の主治医となり執刀医ともなるW杉先生が私の目を見て言った。「この病院での治療を希望しますか?この病院でいいですか?」

恐らく、意識のある患者に対しては、患者の意思確認無しには治療を始めない方針なのだろう。「はい、お願いします」と私が答えると、すぐに治療開始となった。まず、私のスネにドリルで2つ穴を開け、ボルトを装着。ドリルとの摩擦熱で皮膚の焼ける匂いがする。ボルトにワイヤーを掛け、ベッドに滑車を取り付けて、オモリで足を牽引した。

大腿骨骨折の場合、患部が深いせいか、注射の麻酔は効かないとの事で、その時点で麻酔は打っていなかった(ボルト装着時に、スネの方へは麻酔を打った)が、牽引して骨が内側から突つかなくなったために痛みの方は落ち着いてきた。しかし、私は痛みもさることながら、不安が大きかった。完全に元通りになるのだろうか?まだ子供は産まれたばかりだ。

そこで、W杉先生に訊いてみる。すると、「もちろん完全に元通りになりますよ。複雑骨折でも無いし、きれいに折れているので、全治三ヶ月ですね」との事。とりあえずは良かった。「今は金曜の夜なので、月曜に病院が開き次第、手術室と交渉して、できれば月曜に手術が受けられるようにしましょう」

そのときは「げっ、三日間もこのままか」と思ったが、それはまだ甘かったのだ。手術室が混んでいて、私が実際に手術を受けることができたのは、結局、六日後の木曜日の事となる。つづく。


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