お気に入り、その3: 機械式ウォッチ |
正確でタフなクオーツの時計も決して嫌いではないが、私はやはり、ゼンマイで動作する機械式時計の方が好きだ。巻き上げられたゼンマイの動力が、一番車と呼ばれる最初の歯車に伝わり、それと咬み合ったすべての歯車を動かして行く。それら歯車の回転は、テンプ環に取り付けられた髭ゼンマイと呼ばれる髪の毛程の太さの小さな針金の輪が振動する周期によって制御されている。
耳を近づけるとカチコチ音がする。電池や電子回路を一切使わない。少しレトロな味がある。機械式の時計は、持ち主と共に、正に時を刻み、歴史を共有する、そんなアイテムなのだ。 |
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番外編:機械式クロック
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