1.「Power Mac G5販売開始」編 ※時間軸は上から下への流れです。 |
虹色の秘密 9月3日(水) 2003 |
先日購入したNew iPod、非常に気に入っている。私は15GBの物を買ったのだが、これは30GBの物との厚みの差、3mmを実際に量販店で見て確かめて、決定した。私にとって、容量が2倍違う、という差を考慮しても、この3mmの違いによるスリムさ加減が美観の琴線に触れたのだ。 実際に買って、開けてみると梱包も物凄く丁寧。サイコロ型の箱は真ん中から上下にパカッと割れて本を広げるように開く。すると、片側にCD-ROMやら、Dock、ヘッドホンの類、そして、もう片側には本体とACアダプタが収納されている。CD-ROMの入っている箱を開けようとしてフタを見ると、"Enjoy"の文字が。「楽しめ」。何故、命令形?と、無意識に直訳してツッ込んでみる。 本体や電源は薄いフィルムが前面に張り付いていて、傷が付かないように考慮されていた。リモコンとヘッドフォンは”パック包装”だ。醤油の袋みたいなものに入っているのを破いて取り出す。 この、New iPodはMac、Windowsとも、ソフトウェアでどちらにも対応する。 本当はiTunesで使えるAACフォーマットに興味があったのだが、取り敢えず今はWindows環境しか無いのでMP3で曲を入れて行った。 ビットレートは音質重視で192kbpsにしてみたが、実際に聞いた印象はビットレート以上に音質が良い。恐らく、アナログ回路にも気を使っているのだろう。 デザインも、音質も美しい。細工の美しい宝石箱のよう・・・。 だが、液晶に日の光が当たったときに「オヤ」と思った。 液晶の上の方が虹色になっている。普段は目立たないが、光の当たる具合によっては、かなりハッキリと見える。どうやら、内部で液晶を圧迫している部分があるらしい。 ヒトは気に入ったモノ程、小さな部分が気になるものだ。私は、アップルのサポートに電話をして訊いてみた。 すると、「その現象の報告は受けておりますが、サポートに置いてあるiPodにはすべてそのような縞があるので、仕様ではないでしょうか。もし、気になるようでしたら修理に出してください」とのこと。 そこで先日、やはりiPodを購入された、とホームページ上でおっしゃっていた方にメールで訊いてみた。すると、その方のiPodにはそのような縞は無いとの事。 うーん、気になる。光が当たらなければ気にならない程度だけど、iPodを気に入れば気に入るほど、その一点が惜しいのだ。 しかし、修理に出すとなると、2週間からの間、iPodが聞けなくなる。サポートは、「初期不良には入らないから、購入直後とはいえ、新品との交換はできない」と言う。 修理出そうかな・・・。 恐らく、近いうちに修理に出すことになるだろう。修理のときにその美しい筐体に傷を付けられないことを祈りながら。もちろん、傷を付けられたら黙ってはいないけど。 |
命名"二十ギガ" 9月9日(火) 2003 |
昨日、無事iPodをリペアセンターに発送した。そして、今日、アップルのホームページを見てびっくりだ!なんと、15GBと30GBのiPodが無くなっている!その代わりに、新しく20GBと40GBがラインナップされていた。値段もサイズもそれぞれ、据え置き。う〜ん、買って1ヶ月経ってないのに旧型になってしまった。iPodのマイナーチェンジはもう少し先と踏んでいたのだが。まあ、いいや、 修理のときに間違って20GBになって返ってくるかもしれないし。15っていう数字も好きだし。いやいや、別の角度から攻めてみるか…。
「自分の持ってるCDを殆ど全部入れても15GBで全然余裕。まだ4GBとか余ってるし」 しかし、同じサイズ、重さ、価格ならば、容量は大きいに越したことはない。そうだ、自分のiPodを"二十ギガ"と名付ける事にしよう。そうすれば、友達なんかにも、「これ、iPodの"二十ギガ"」って言えるし。(言わないけど。) まあ、どんな製品を買ってもいつかは旧型になるのだ。これは致し方なし。むしろ、ここは定期的にマイナーチェンジをして行ける、企業としての健全性を喜ぶこととしよう。 それでも敢えて教訓: アップル製品はなるべくバージョンアップ直後に買おう! しかし、かつて、アップル20周年記念モデル「スパルタカス」は、当初、定価88万8千円値引きなしで売り出されたが、その後半額近くにも暴落したそうなので、一概に『発売直後に買うのがいい』とも言えないのかもしれない。そうすると結局は、”欲しいときが買い時”ということなのか…? |
スターバックス広尾店 2002年12月、広尾プラザ裏手にオープンした 3階建ての路面店 路地を挟んだ左隣はベーグル専門店 "BAGEL & BAGEL" |
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セガフレード・ザネッティ広尾店 個人的には、二階のテラス席がお気に入り。 ちなみに、画面右端に小さく写っている 青いマウンテンバイクが私の自転車。 |
New 15inch PowerBook 9月16日(火) 2003 |
12inch、17inchに加え、いよいよ15inchサイズのアルミボディPowerBookが発表された。これによって、チタニウム製PowerBookが廃され、PowerBook全ラインナップがアルミ筐体に統一されたことになる。CPUは最高1.25GHzのクロック数で動作するPowerPC G4、二次キャッシュは512KB SRAM、三次キャッシュ無し。先に発売された12inch及び17inch PowerBook、そしてPower Mac G5もそうなのが、最近発表されるMacには三次キャッシュが無い。これはメインメモリのDDR化およびメモリクロックの高速化(Power Macの場合、FSBも)によって、もはや三次キャッシュはいらない、とアップルが判断したためなのだろうか。 残念ながら、今回、15inch PowerBookのG5化はならなかった。「ノート用マザーボードでG5が搭載できる物がまだない」、「G5をノートで使うためにはクロックをG4のレベルまで下げないと、消費電力の点で実用にならない」等、色々と言われていたが、それでも「いや、クロックは下げれば良い、マザーは作れば良い。アップルならやってくれるぜG5」という気持ちも無いでもなかったので、多少は残念にも思う。 今回のモデルチェンジは、近い将来、PowerBookがG5化されるまでの繋ぎ、という位置付けのような感も強い。しかし、熟成されたG4の技術が、クロックもメモリも高速化され、新筐体で比較的安価(Combo Drive搭載モデルで249,800円から)に提供される、と考えると、それなりにお買得と言えるのではないだろうか。 また、ハードディスクに頻繁にアクセスするような作業では、CPUやメモリの性能もさることながら、作業の快適さは、ハードディスクの性能にも大きく依存する。今回、15inch及び17inchでは、アップルストアーで5400rpmのハードディスクを選択できるので、BTOすれば、より快適になりそうだ。ちなみに、標準の4200rpmのものとの差額は15,500円。高いか、安いか。 同時にワイヤレスキーボードとワイヤレスマウスも発表された。欲しい。 |
ついに出た!アルミ筐体の 15inch PowerBook |
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帰ってきたiPod 9月23日(火) 2003 |
先日修理に出したiPodが、20GBに、はならなかったが、15GBの新品と交換されて帰ってきた。しかし、「修理記録票」を見ると、新品交換の理由が「選択ボタンの反応が悪いため」となっている。そして、「液晶上部に虹色の縞がある症状は他のiPodでも発生しており不具合ではありません」と記載されていた。だが、新しく返ってきたiPodにはその虹色の縞は無い。ちょっと待てよ、と思った。 今、自分の手元にあるiPodのように、縞の無い(つまり正常な)iPodはおそらく多数存在している。ならば、虹色の縞が出ているiPodが、ある程度の個数出回ってしまっていたとしても、それは、不具合のあるiPodが多数世に出ている、と言うだけのことであり、決して”仕様”ではない筈だ。しかも、陽の光が当たると表示が見えにくくなる程縞が出ていても、それは不具合ではない、と言い切るという対応は、野外での使用も想定されるポータブル機として、いかがなものか。それとも、陽の光の下では使うな、とでも言うのだろうか。これでは「雨天時使用禁止」のシャネルの雨傘と変わらないではないか。(いや、だいぶ違うと思うが) ・・・おそらく、こういうことなのだろう。つまり、虹縞iPodが、パーツの精度の問題か何かで多数作られてしまった。iPodは人気があり、出荷台数が多いだけに、これを「不具合」と認めると、企業としての金銭的損失も大きい。そこで、『アップルとしては、「これは不具合ではない」という見解にしよう。しかし、リペアセンターに送って来た場合は、その程度によっては、新品交換も有り、という事にしよう。ただし、このとき、「虹色の縞があるから交換します」とは、絶対に言わないようにしよう。なぜなら、その事が口コミ等で広まると、交換や、修理しなくてはならないiPodが増えてしまうから』 憶測の域を出ないが、おそらく上のような理由から、実際に使っていた私自身が気づかなかった”ボタンの不具合”を理由に、新品交換されることになったのではなかろうか。それとも、本当に、「私が約一ヶ月間使っても気づかなかった不具合」が存在していたのだろうか。 思うに、心有るリペアセンターの人も、こんなリコール隠しのようなこと(←大袈裟)はしたくないのだ。しかし、上からのお達しでは致し方ないというところなのではなかろうか。サポートの人が言っていたのだが、日本でのクレームや不具合は、アメリカのアップル本社へフィードバックされることはまず無いそうだ。それどころか、それらが、アメリカ本社へフィードバックされるようなルート自体が無いとの事だった。それって、日本の消費者に対して、非常に失礼な話ではないか。日本はアップルにとって、マーケットとしてのみ重要だ、とでも言うのだろうか。 私はアップルの製品にとても魅力を感じる。だからこそ、独り善がりにならずに、異国の消費者の意見も聞ける企業になって欲しいと思う。消費者からのフィードバックは会社の宝だと思うのだが。『驕る平家は久しからず』だぞ。 |
iPodのある生活は、やっぱり良い。 綺麗、小さい、美しい! |
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手のひらにスッポリ収まる まさに手のひらサイズ (ちなみにボク、手デカいんです) |
電光石火G5 10月2日(木) 2003 |
有楽町ビックP館で、展示されているPower Mac G5の実物を触ってきた。展示されていたのはDual 2GHzとシングル1.8GHzで、なぜか1.6GHzの展示品は無かったが、触った感触は、 「超、速いッス」。 Adobe Photoshopが立ち上がるのに、Dual 2GHzで約7秒、シングル1.8GHzで約10秒。フィルタの適用も試したが、こちらはG5に入っていたサンプル画像が軽いこともあってか、どちらのマシンでも、瞬時にフィルタが適用される。プレビューしながら適用度を変えてみても、リアルタイムに追従する感じだ。 G4で随分問題になっていた排気音だが、G5の筐体に耳をくっつけるようにして、顔を近づけてみても(少なくとも店においては)、ほとんど気にならない感じ。 展示用の透明パネルを通して、Dual CPUモデルの場合、6つのファンが回っているのが見える。 Power Mac G5はDualモデルで9つのファンを持つ。外から見えていない3つのファンのうち、2つは電源部に、残り1つは筐体最上部、ドライブエリアの通常のファンの奥に、高負荷時のみ回転するブロワー状のファン(シロッコタイプファン)が取り付けられているのだが、ブロワー状ゆえにファンの周囲にカバーがあるため見えないのだ。横から見て"G5"と書かれたCPUユニットには、ユニット一つにつき、二つ(吸気側と排気側)のファンが付くが、この吸気側のファンの回転がとりわけゆっくりだったのが印象的だった。ちなみに、シングルCPUの場合も排気側のファンは2つとも残されるので、ファンの数はトータルで8つとなる。 もちろん、高負荷時には、この9つ(シングルCPUでは8つ)のファンからの騒音は相当なものになるらしい。Mac Fun誌によると、例のブロワー状のファンが回転し出すとかなりの音量になる、との事。しかし、それでも、アップルのホームページにはG4に比べて1/3の騒音、また、量販店の売り場にある印刷物にはG4に比べ1/2の騒音、と書かれているので(どちらが本当なのだろうか)、とちらにしても、G4に比べれば、大幅な静音化が期待できる筈だ。 アルミ筐体のNew PowerBook 15inchも展示されていたが、こちらは1GHzのものだけだった。G5の後に触ったということもあるのだろうが、「あれ?遅い?」という印象。 9月16日の記事で、私は「今回のモデルチェンジは、近い将来、PowerBookがG5化されるまでの繋ぎ、という位置付けのような感も強い」などと言い切ってしまっているが、実はPowerBookがG5化されるのは、まだ1年以上先の予定らしい。 (参考記事: http://www.powerbooknews.com/modules/news/article.php?storyid=573) となると、アルミ筐体PowerBook G4も購入候補に入ってくるのだが…。もし、PowerBook G4を買うことにした場合はハードディスクを高回転のものにBTOしよう、と硬く心に誓ったのであった。 |
黒豹は25日に 10月8日(水) 2003 |
Mac OS Xの次期メジャーリリース、OS X v10.3 "Panther"の販売が10月25日(土)から開始されるとアップルより正式発表があった。Finderのデザインが一新され、目的のファイルやフォルダにワンクリックでアクセスできるようになり、また、ビデオ音声チャットを可能とするiChat AV、開いているアプリを閉じずにそのまま他ユーザがログインできるファストユーザスイッチ機能、より高速化されたMail、等、「150以上の新機能」を謳っているが、個人的には"EXPOSE"に興味がひかれる。EXPOSEを一言で説明すると、「ウインドウの管理機能」だ。 EXPOSEでは3つの”作業方法”、「開いている全ウインドウを見る」、「特定のアプリケーションに属する全ウインドウを見る」、「デスクトップにある全アイテムをすぐに見る」が選択できる。また、複数のウインドウをサムネイルのようにちいさく表示してあるときでも、ウインドウ内容の更新がきちんと反映されるので、長いタスクの処理中にEXPOSEを実行して、タスクの進度を概観することもできる。 ファストユーザスイッチ機能では、ユーザが替わるときの画面の切り替わり表示が面白い。プレゼンテーションソフト、Keynoteで使われている”3Dトランジョン機能”のように、サイコロの側面に貼り付けられた各ユーザ画面が入れ替わるようにして、画面が切り替わるのだ。 懸念されることとしては、OSとして重くはないのか?ということだ。いや、新機能の分、バックグラウンドで実行されるコードも増えたはずだし、確実に重くなってはいるのだろうが、どの程度重くなったのか。OS X v10.0からv10.1にバージョンアップしたときは、最適化等によって、軽くなった、と評判だったが、それでもOS 9に比べたら重い。そして、その後、v10.2では、新機能は増えたが、「軽くなった」という話は聞かない。まあ、ハードの高性能化に伴ってOSもアプリも長大化していく、というのは世の流れではあるのだが。後述:v10.2もv10.1より軽くなったと言われているそうだ。 とにかく、この"Panther"は楽しみだ。ぜひ、最新のMacで使ってみたい。 |
マックはマックでも 10月15日(水) 2003 |
つい先だっての月曜日、久しぶりにマクドナルドでハンバーガーを食べた。場所は新宿区新宿3丁目。新宿駅東口に程近い店舗だ。祭日ということもあり、午後2時近かったのにも関わらずかなり盛況ではあったのだが、私の2人の連れと私がバーガーとポテトを平らげるやいなや、女子店員がやってきて、 「トレーをお下げします」 その後、一人の連れがトイレに立つと、その女子店員はまたやって来て、「宜しかったら、席をお開け下さい」と言い放った。まだ飲み物が残っているのに、だ。 私は少々カチンときて、「連れがトイレから戻ったら」とだけ言ったのだが、少々混んでいるからと言って、客にゆっくり食事もさせない、というのはサービス業失格の行為ではないか。客の回転を良くすることで、一時的に売上げが伸びたとしても、これでは、長期的には客が離れていってしまう。 仮に、これが日本マクドナルドの方針で、上からの指示だったとしたならば、日本マクドナルドは大変な思い違いをしている。藤田田が日本マクドナルドの会長だった頃はこんなことはなかった。今度の会長は、米マクドナルド社からの天下りで、パット・ドナヒューなる人物だそうだが…。少なくとも、私はもう、暫くの間はマクドナルドに行きたくはない。 |
外食繋がり 10月16日(木) 2003 |
昨日に引き続き、今回も食べ物屋の話です。 今日、高田屋目黒駅前店が開店したので、友人と昼食を食べに行って来た。高田屋とは北前蕎麦を中心とした、昼は食事処、夜は居酒屋といった風情のチェーン店だ。昨日、駅前でチラシを配っていたのだが、そのチラシには開店から3日間限りのオープニングサービスが載っていて、それを見て行く気になったのだ。 私は、通常価格980円がオープニング価格490円の、「北海丼とおそばのセット」というのを頼んでみた。北海丼は、サーモンの刺身、イクラ、カニの卵が、それぞれご飯の上を三分の一ずつ覆っている、いわゆる海鮮丼で、個人的には、特にサーモンの身がプリプリとしていて香り高く、美味しかった。蕎麦の方も、パスタで言うところのアルデンテに仕上げられたニ八蕎麦で、硬すぎず、柔らかすぎず、好感が持てる。 店員の接客態度も丁寧で、食事が出てくるまで長時間待たされることも無く、また、座席スペースにもゆとりがあり、落ち着いて食事を楽しむことができた。 日曜と祝日は定休だが、平日や土曜日に目黒に行かれる方にはお勧めです。 |