Starmacks Cafe/ Topics of the Macintosh, and so on...

7.「喋るんです!」編

※バックナンバーの時間軸は上から下への流れになります。

喋るんです   1月23日(金) 2004
先日、テキストエディットを使っていて、偶然、自分のMacが喋る事を発見した。編集メニューの中の、スピーチ>読み上げを開始、をクリックしたところ、テキストエディットに表示されている英文をMacが読み上げ始めたのだ。これって実は、OS Xの機能として普通に知られている機能なのだろうか。そうだとしたら私が不勉強だったという事だが、これがやってみるとなかなか楽しい。

OS Xに登録されている単語ならば、かなり正確なアクセントで(合成音独特の、聴きづらい音質ではあるが)発音する。これは、英語でスピーチしなくてはならないような場面での発音確認としても使えるし、または、受験生が受験英単語を覚える際のチェックなんかにも使えるかもしれない。ただし、ローマ字で入力した文字も認識はするので日本語をローマ字表記して喋らせようと試みたが、こちらの方はあまり得意では無いようだった。

読み上げ音声のデフォルト設定は35才北米女性となっているが、これはシステム環境設定の、システム>スピーチ>デフォルトの声、から設定を変えることができる。設定を変える度、声の確認のために毎回同じセリフのテキストが読み上げられる。因みにそのセリフは、"Isn't it nice to have a computer that will talk to you?"(喋るコンピュータ持ってるなんて、素敵じゃない?)

もちろん素敵だ。



鈴虫 in Mac   1月26日(月) 2004
それは、iMovieを使ってビデオを編集していたときに気づいたのだった。編集中の画像クリップを再生しようとすると、極小さな音ではあるが、PowerMacの中から「リリリリ…」と何やら鈴虫のような音がする。気のせいかとも思ったが、次のクリップでもまた「リリリ…」。
どうやらグラフィックカードの放熱ファンの回転数に応じて音が出ているようだ。取り敢えずビデオ編集が終わってからMacの電源を落とし、ご開腹。

すると、PowerMac G5の内部は結構ホコリが溜まっていた。たまには部屋の掃除だってしてるし、空気清浄機も置いてあるって言うのに。タバコだって吸わないし。まあ、それ程PowerMac G5は空気の流入量が多いということか…。BTOして取り付けたグラフィックカード、Radeon9800PROの放熱ファンにもホコリが綿菓子のように付着していた。「リリリ…」はどうやら、グラフィックチップに負担の掛かる処理をしたときにファンの回転数が上がり、この”綿菓子”が遠心力で膨らんで周囲に当たっていた音のようだった。

しかも、このグラフィックカードのファンがアルミダイキャストか鋳鉄か、とにかくモノに当たったときに高音で響く材質なため、あのような音が出ていたようだ。(後述:この後、グラフィックカードからファンの部分だけ外してマジマジと眺めてみたところ、このファンは表面を金属っぽく加工したプラスチックであることが判明。音はファンに付着したホコリが周囲に当たったときに、アルミの放熱フィンの方から出ていたようである。)うーん、僅か一月ちょっと前にPowerMacの中のホコリを掃除したはずだったのに。

そこでグラフィックカードを取り外し、カメラのレンズ掃除用のハンドブロワーでホコリを吹いて全て綺麗に取り去った。掃除用のフロンガススプレーも持っているが、最近は使わない。フロンは地球環境にも悪いし、スプレーから噴射されたフロンガスはかなり低温になるためMacの中で空気中の水分が結露することもあり、どのみちあまり芳しくない。ついでにメインファンやCPU後方の排気ファンも綺麗にして、再びグラフィックカードを組み込んだ。

これで「リリリ…」の方は解消したが、以前から気になっていたグラフィックカードのファン音は少し大きくなったような気もする。サポートに相談してみようか…。

と、いうことでサポートにグラフィックカードのファン音について相談してみたのだが、これが以外な波紋を起こすことになった。この続きはまた次回に。


グラフィックカードのファンに付着したホコリ。う〜む…。
ついでにPowerMac G5の内部も掃除

悪魔(?)の誘い   1月27日(火) 2004
(昨日の続き)…という訳で、グラフィックカードのファンノイズについてサポートに相談してみたところ、それならば「在宅自己交換修理サービス」を試してみますか?という事になった。つまり、Radeon9800PROをもう一枚送るので、自分で交換してみて下さいな、ということだ。ただし、このときに、今まで使っていたRadeon9800PROは新しく送られてきたカードと引き替えに、運送業者へ渡さなくてはならない。

実はこの時、少し嫌な予感がした。Appleは交換修理品に本当の新品部品を使用することはまず無く、修理から戻ってきたリサイクル品を”新品”と称して使うのだ。ゆえに、前回の不具合を引きずっていることが多々あり、個人的には、あまりApple言うところの”新品交換”を信頼していない。

そこで、「自分で返送するので、一時的にグラフィックカードを私に預ける形にしてくれませんか」と言ってみた。そうすれば、ファンノイズの比較ができる上に、場合によっては元のカードを使い続けられるからだ。カスタマーサポートの人によるとそれでも良いとのことだったが、途中で修理担当にバトンタッチすると事情は変わった。「申し訳ございませんが、玄関先での交換受け渡しのみとなりますので、前もってパーツを外してご用意下さい」

そうして伝えられた配送予定日は私が不在の日だったため、グラフィックカードを外して静電気防止のためにアルミ箔にくるみ、それを家人に託した。さて、その後私が帰宅し、届いていたグラフィックカードを取り付け、G5を起動してみると…。なんじゃこりゃ?画面に映し出されたのは縦の縞々。辛うじて縞々のスキマから見える文字を頼りにシャットダウン。再度取り付け直してみた。

しかし状況は変わらず。次にPMUリセットを試してみた。おっ、見える見える。画面が出てきた…でも少し変だぞ。Dockやメニューバーの下に横縞が…。そこでカスタマーサポートへ電話して状況を伝えたところ、もう一度別のRadeon9800PROを送る、とのこと。くぅ〜、やっぱりか。人間、嫌な予感がしたときは気を付けなければならない。大抵の場合、直感は正しい。

その後、夕飯のために1時間程Macの電源を切っておいた後にもう一度起動させたところ、元の黙阿弥、縦の縞々に戻っていた。つまり、電源を切った後は、Macを立ち上げる度にPMUリセットをしておかなくてはならない状態になってしまっているのだ。ところでグラフィックカードのファンノイズは多少静かになったかな?、という程度でどちらも大して変わらない。やはり仕様だったということか。こんなことなら私が在宅している日に届けてもらい、運送会社のお兄さんに金を掴ませてでもその場でチェックすべきだった…。が後悔先に立たず。今後は気を付けよう。

さて、そのような訳で、今は次のRadeon9800PROが届くのを心待ちにしている。今度は完動品であることを祈りながら。


「なんじゃこりゃ」な画面


復活宣言!   1月28日(水) 2004
おれよりさきに〜♪って、これは関白宣言か、失礼しました。さて、Radeon9800PROの交換パーツが届いたので早速装着。そして、電源を入れる前にお祈り。「今度はちゃんと表示されますように」
はやる気持ちを抑えつつ、電源オン、画面を注視する。まず、OS Xが立ち上がるときのいつもの画面が現れ、デスクトップの壁紙とDock、メニューバーが現れる。今度はどうだ?表示はちゃんとしてるか…?
Dockのアイコンやメニューバー下のグラデーションを素早くチェック。よし、大丈夫だ。

次にメニューバーからプルダウンメニューを表示させてみる。これもOK。動画…、綺麗に表示されている。どうやら、今回はきちんと動作するグラフィックカードが送られてきたようだ。良かった…。
ここでふと思った。普通のメーカーなら、きちんと動作する交換パーツが送られてくるというのは当然の事だ。とすると、”ちゃんと動作する”だけでこんなにホッとする、Appleの品質管理って…。

「まあ、そこがAppleなのだ」と古くからのMacユーザーは言うかもしれない、が、そこは改善の余地が有り余る程、ある。MacやApple社の製品が好きならなおさらAppleを甘やかしてはいけない。「後ほど電話します」と言っておきながらそれから音沙汰無し、などと言うのも、他の企業のサポートではあり得ない事だ。そして、これらの部分が改善されれば、もっとシェアも伸びるはずだ。商品の魅力ではどこにも負けてはいない。

シェアが伸びると我々ユーザーにも、性能向上サイクルの加速、より魅力的な商品の開発、価格へのフィードバック、などの形でその利益が還元されることになるだろう。

それにしても、OSを立ち上げるだけでこんなにドキドキしたのはG5購入後、一番始めに電源ボタンを押して以来の事だ。もちろん”ドキドキ”の意味は全く違うのだが。


綺麗な画面が復活!


転ばぬ先の杖   1月31日(土) 2004
何事にも前準備は肝要である。受験を勝ち抜くには日々の勉強の習慣と鍛錬が、スポーツには戦略や練習が、ビジネスにはリサーチと根回しが…。泥縄式に、事が生じてから準備を始めるようでは結果は勝負の前から見えている。

と、今回、大仰な出だしで始めたが、実は花粉症の話である。私は2年前に初めて花粉症になり、去年、一昨年と非常に苦しめられた。一昨年は空気清浄機を導入し、去年は花粉症に良いと言われるハーブやお茶をいろいろ試したが、効果の程はあるのやらないのやら。わざわざ病院に行って注射を打つのも面倒だし、何より副作用が恐い。

しかし、私も大人である。毎年同じ轍は踏めない。そこで今年は、花粉症になってからではなく、なる前に運動やハーブ、食事等で体質改善を試みておこうと目論んでいるのだ。私の花粉は、毎年大体2月下旬から4月中旬位までなので、猶予はほぼ1ヶ月。空気清浄機のフィルタを交換し環境面も整えておく。ん?環境面?ああ、あれがあるじゃないか、空気清浄機なんかより、普段からよっぽど空気を吸い込んでいるアレが…。

そう、アレとは皆さんご想像の通りPowerMac G5である。例えばMicro SolutionのPMG5用フィルターDUST FILTER #03なんて装着した日にはあなた、ちょっとした空気清浄機を凌ぐ効果が期待できるかもしれない(?)。以前にMacFun誌か何かで誰かが言っていた言葉を借りれば、まさに”空気清浄機能付き温風ヒーター”だ。(夏場はあまり嬉しくないな…)興味のあるG5ユーザーは是非お試しください。

私の今年の武器は、シジュウム茶、柿の葉茶、ジュアールティー、ティートゥリー、etc.花粉症をお持ちの皆さん、今年も共に戦いましょう。



ジャンパー取り外します   2月3日(火) 2004
えーと、ジャンパーとは上着の事ではないのである。(今どき上着をジャンパーと呼ぶ人もあまりいないが…)かつて、このサイトをサーバ下層部から現在の最上部へ移動した際に、ここへ来て下さっている方が混乱しないように、と元のトップページの場所に置いた、このトップページへのジャンパーページのことだ。最近はここへいらっしゃる方の殆どがブックマークを付け直して下さっているのでそのジャンパーページを削除してもあまり問題は無いと思うのだが、ごくたまにいらっしゃるジャンパーページ経由の方を考慮し、実際にジャンパーを削除するのはもう少し待とうと考えている。つまり今日は告知だけである。

「少数とは言え、まだジャンパー経由の人が居るなら削除しなくてもいいじゃないか」と私もそう思っていたのだが、別の所でちょっとした弊害が出てしまっているのだ。例えば、現在、このサイト内の情報をgoogle検索したときにヒットするページのアドレスは以前の場所になっていて、サイト名も名称変更以前の「PowerMacG5への道」でなければヒットしない。ページが削除されていれば、クローラーが次に巡回したときにそのアドレスは登録から消えるのだが、ジャンパーページをトップページと認識してしまっているために、以前のデータがそのまま残り、正確な検索ができなくなっているのだ。(サイトの名称に関しては、単にクローラーの巡回時期の問題かもしれないが)

と、言う訳で、ジャンパーの取り外しは来月1日(3月1日)を予定している。まだブックマークが以前のアドレスのままになっている方は、お手数をおかけして申し訳ございませんが、この機会に是非、ブックマークの変更をお願いできれば、と思います。


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